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【2024年最新版】馳星周の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

馳星周の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

『不夜城』(1997年)で鮮烈なデビューを飾り直木賞候補になった馳星周さん。それから23年を経て見事、2020年に直木賞を受賞しました。

そんな馳星周さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します

馳星周の単行本新刊情報

1.『フェスタ』(2024/3/5発売)

最新刊

集英社

<あらすじ>
北海道浦河町で生産牧場を営む三上収、三上徹の親子。

パリ・ロンシャン競馬場で開催される世界最高峰の「凱旋門賞」の舞台で力を発揮できるのは、ステイゴールドの血統に違いない――と確信していた。

そう結論づけた収はその産駒であり、かつて凱旋門賞で二着となったナカヤマフェスタの種付けを続けていた。そうして収が自信を持って作り出した仔馬は、調教師・児玉健司の目に留まり、将来の可能性を信じた馬主の小森達之助に引き取られることに。

二歳となりカムナビと名付けられたかつての仔馬は、美浦の児玉厩舎に引き取られ、その気性の荒さから厩務員である小田島雅彦らに手を焼かせていた。一進一退しながらも着々と結果を残していくカムナビ。目指すは、日本競馬界の悲願である凱旋門賞制覇。

生産者、厩務員、調教師、馬主、ジョッキー……ホースマンたちの夢を一頭の競走馬に懸けた熱き物語。

単行本はこちらが最新刊になります。

2.『北辰の門』(2024/1/22発売)

中央公論新社

<あらすじ>
時は天平。都には天然痘が蔓延し、朝廷にて我が世の春を謳歌していた藤原一族も権勢に陰りを見せていた。その中において、ひとり異彩を放つ男がいた。

藤原仲麻呂(恵美押勝)。祖父・不比等や父・武智麻呂の血を色濃く受け継いだこの男は、叔母の光明皇后や次代の天皇である阿倍内親王の寵愛を受け、急激に頭角を現していく。

だが仲麻呂は、祖父や父も持ちえなかった、危険な野望を胸に宿していた。北辰の門――この国の皇帝となる道を開こうとした男の、鮮烈なる一生。

 

3.『ロスト・イン・ザ・ターフ』(2023/10/19発売)

文藝春秋

<あらすじ>
競馬はロマンだ! 競馬を愛してやまない著者が贈る夢の物語。

亡き兄が遺した競馬バーを営む倉本葵。ある日、大井競馬場で芦毛の9歳の牡馬・ウララペツを見かけるなり一目惚れする。ウララペツは名馬として名高いメジロマックイーンの最後の産駒だった。

だがほどなく、戦績の振るわないウララペツは引退することに。このままでは、ウララペツは食肉にされる……。葵はウララペツを買い取って馬主となり、種牡馬にしようと決意する。ところが次から次へと難題がーー。

葵、メジロマックイーンの血筋を残したいと熱望する常連客やウララペツの元馬主など、馬をこよなく愛する男女が奮闘しつつ、恋のさや当てにも興ずるラブコメディー。

 

4.『月の王』(2022/4/4発売)

KADOKAWA

<あらすじ>
大戦の暗雲が迫る、魔都・上海。帝国陸軍特務機関所属の伊那雄一郎は、田辺少佐から緊急招集を受ける。

伝えられたのは、駆け落ちした華族令嬢・一条綾子の身柄を、各国の特務機関や蒋介石隷下の藍衣社に先んじて確保せよという密命だった。しかも、皇室から直接派遣された謎の男・大神明と共に遂行せよという。

渋りながらも拝命した伊那であったが、藍衣社の異能戦闘集団を率いる杜龍と四天王に急襲される。死地を救ったのは、身に「月」を背負って人間を遥かに凌駕した膂力で戦う、大神その人であった。

やがて、各国の特務機関やマフィアの青幇をも巻き込み、上海租界を血の暴風が吹き荒れる――。最後に勝つのは……誰だ!?

 

5.『黄金旅程』(2021/12/3発売)

集英社

<あらすじ>
装蹄師の平野啓は北海道の浦河で養老牧場を営んでいる。

牧場は幼馴染の和泉亮介の両親が所有していたものだったが、騎手だった亮介が覚せい剤所持で刑務所に入ったこともあり譲り受けた。啓が注目するのは栗木牧場生産の尾花栗毛馬・エゴンウレア。

以前装蹄したことがあり、その筋肉に触れた瞬間、超一流の資質を秘めた馬だと確信していた。だが気性が荒く、プライドも高い馬で調教に手を焼いていて、今まで勝ち鞍がない。その馬主と競馬場で会った際、レースで突然馬が興奮するという不自然な現象に遭遇する。また、啓は出所して無職だった亮介に、本来の力を取り戻すべくエゴンの乗り役になるよう勧める。

その後、レースでの不自然な現象は厩務員の一人が犬笛を使って八百長に加担していたことが判明。啓は裏で糸を引くヤクザの尾行を始めるが気付かれ、拉致され殺されそうになるも、一命を取り留める。様々なトラブルが起こる中、エゴンが出馬するレースの日も近づき、亮介による最後の調教も終わった。

エゴンに人生を託した人々の想いは、二勝馬脱却への奇跡を呼び起こせるのか――。

 


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



馳星周の文庫本新刊情報

1.『四神の旗』(2023/12/21発売)

文庫最新刊

中央公論新社

<あらすじ>
藤原武智麻呂、房前、宇合、麻呂の四兄弟は、父・不比等の意志を受け継ぎ、この国を掌中に収めるため力を合わせる。だが政の中枢には、不比等が唯一畏れた男、長屋王が君臨していた。

皇族と藤原家。それぞれの野心がぶつかり合い、謀略が交錯するとき、古代史上最大の闇が浮かび上がる――。

2020年刊行作品の文庫版です。

2.『少年と犬』(2023/4/5発売)

文藝春秋

<あらすじ>
傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。

人と犬の、種を超えた深いきずなを描く感涙作。

2020年刊行作品の文庫版です。

3.『雪月夜 <新装版>』(2023/2/15発売)

双葉社

<あらすじ>
根室でくすぶっている幸司のもとに、幼馴染みの裕司が現れる。子どもの頃から悪ガキコンビとして知られ、つるみながらも憎しみあっていた。

東京で極道になった裕司は、組から数億の金を掠めとって根室に消えた敬二を一緒に捜せと脅してくる。極寒の地で、断てない腐れ縁を抱えた大人たちのドス黒い欲望が剥き出しとなり、救いがたき惨劇が始まる――。

『少年と犬』で注目を集めた直木賞作家、魂も凍りつく暗黒小説の傑作が新装版で登場!

2000年刊行作品の文庫新装版です。

4.『煉獄の使徒』(2022/4/21発売)

KADOKAWA

<あらすじ>
〈真言の法〉のカリスマ教祖と侍従長。組織に罪を背負わされ失脚した警部補。暗躍する権力者――。

欲望と狂気に憑かれた男たちの思惑が業火の中で絡み合う。著者畢竟の大作にして圧巻の群像サスペンス。

2009年刊行作品の文庫新装版です。

5.『ゴールデン街コーリング』(2021/12/21発売)

KADOKAWA

<あらすじ>
「日本冒険小説協会公認酒場」と銘打ったバー〈マーロウ〉のアルバイト坂本は、本好きが集まるこの店でカウンターに立つ日々を送っていた。

北海道の田舎から出てきた坂本にとって、古本屋街を歩き、マーロウで文芸談義できる毎日は充実感をもたらした。

一方で、酒に酔った店主・斉藤顕の横暴な言動と酔客の自分勝手な振る舞いには我慢ならない想いも抱えていた。そんなある日、ゴールデン街で放火未遂事件が起こる。親しくしている店の常連「ナベさん」は放火取り締まりのため見回りを始めるが、その矢先、何者かに殺されてしまう。坂本は犯人捜しに立ち上がるが――。

ゴールデン街がもっともゴールデン街らしかった時代の、ひりひりする空気を切り取った珠玉の長編!

2018年刊行作品の文庫版です。


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『フェスタ』(2024/3/5発売)
  2. 『北辰の門』(2024/1/22発売)
  3. 『ロスト・イン・ザ・ターフ』(2023/10/19発売)
  4. 『月の王』(2022/4/4発売)
  5. 『黄金旅程』(2021/12/3発売)

文庫本新刊

  1. 『四神の旗』(2023/12/21発売)
  2. 『少年と犬』(2023/4/5発売)
  3. 『雪月夜 <新装版>』(2023/2/15発売)
  4. 『煉獄の使徒』(2022/4/21発売)
  5. 『ゴールデン街コーリング』(2021/12/21発売)

コンスタントに作品を発表し続けている馳星周さん。新作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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