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「音楽小説」のおすすめランキング10作【音が聞こえてくるような】

「音楽小説」のおすすめランキング10作【音が聞こえてくるような】


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「音楽」の奏でる音は目に見えないもの。しかし音楽を扱った小説はたくさんあります。

本当に素晴らしい作品は文字、文章なのにまるで本当に音が聞こえてくるような感覚さえ抱きます。

そこで、おすすめの「音楽をテーマにした小説」をランキング形式で紹介いたします!

「音楽小説」おすすめランキング10作

1.『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/2016年)

幻冬舎

<あらすじ>
私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?

ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。

著者渾身、文句なしの最高傑作!

まずは恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』です!

直木賞と本屋大賞をW受賞した名作を、やはり1位に推しました。

音楽小説でありながら一級の青春小説でもある本作。「音楽」から人生の大切なことを教えてもらったような、そんな気分になりました。

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2.『羊と鋼の森』(宮下奈都/2015年)

文藝春秋

<あらすじ>
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

2位は宮下奈都さんの『羊と鋼の森』。こちらも本屋大賞受賞作。

ピアノ調律師の主人公の成長を丁寧に紡いでいきます。この作品を通じて調律師の厳しくも素晴らしい世界を知ることができるでしょう。

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3.『ミュージック・ブレス・ユー!!』(津村記久子/2008年)

KADOKAWA

<あらすじ>
オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。

髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。数学が苦手で追試や補講の連続、進路は何一つ決まらないぐだぐだの日常を支えるのは、パンクロックだった!

超低空飛行でとにかくイケてない、でも振り返ってみればいとおしい日々。

野間文芸新人賞受賞、青春小説の新たな金字塔として絶賛された名作がついに文庫化。

津村記久子さんの『ミュージック・ブレス・ユー!!』は一転してパンクロックがテーマの青春小説。

高校三年生の主人公にとって大切なことは、学業より音楽。「大切で大事なこと」は先のことではなく、今そこにあること。

今を精一杯に生きる、若くとも眩しい人生の一幕がここにあります。

4.『さよならドビュッシー』(中山七里/2010年)

宝島社

<あらすじ>
ピアニストからも絶賛! ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。

ピアニストを目指す遙、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。

それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。

第8回『このミス』大賞受賞作品。

中山七里さんの『さよならドビュッシー』は『このミス』大賞受賞の音楽ミステリー。

ミステリーとしての手腕もさながら、音楽の「音」の描写がすさまじく、ピアノが目の前で鳴っているよう。

シリーズ化もされています。

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5.『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(森絵都/1996年)

短編集

KADOKAWA

<あらすじ>
ピアノ教室に突然現れた奇妙なフランス人のおじさんをめぐる表題作の他、少年たちだけで過ごす海辺の別荘でのひと夏を封じ込めた「子供は眠る」、行事を抜け出して潜り込んだ旧校舎で偶然出会った不眠症の少年と虚言癖のある少女との淡い恋を綴った「彼女のアリア」。

シューマン、バッハ、そしてサティ。誰もが胸の奥に隠しもつ、やさしい心をきゅんとさせる三つの物語を、ピアノの調べに乗せておくるとっておきの短編集。

森絵都さんの『アーモンド入りチョコレートのワルツ』は短編集。

シューマン、バッハ、サティという著名音楽家をテーマとした、3編の極上の調べを体感できます。

6.『楽隊のうさぎ』(中沢けい/2000年)

新潮社

<あらすじ>
「君、吹奏楽部に入らないか?」「エ、スイソウガク!?」―

学校にいる時間をなるべく短くしたい、引っ込み思案の中学生・克久は、入学後、ブラスバンドに入部する。

先輩や友人、教師に囲まれ、全国大会を目指す毎日。少年期の多感な時期に、戸惑いながらも音楽に夢中になる克久。やがて大会の日を迎え…。

忘れてませんか、伸び盛りの輝きを。親と子へエールを送る感動の物語。

中沢けいさんの『楽隊のうさぎ』は中学の吹奏楽部で奮闘する物語。

主人公の心の動きの変化、そして成長が確かに感じ取れる青春小説です。無限の可能性を秘めているような、そんな錯覚さえ抱く、成長期の子どもの輝きを見事に表現しています。

7.『響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』(武田綾乃/2013年)

宝島社

<あらすじ>
北宇治高校吹奏楽部は、過去には全国大会に出場したこともある強豪校だったが、顧問が変わってからは関西大会にも進めていない。

しかし、新しく赴任した滝昇の厳しい指導のもと、生徒たちは着実に力をつけていった。実際はソロを巡っての争いや、勉強を優先し部活を辞める生徒も出てくるなど、波瀾万丈の毎日。

そんななか、いよいよコンクールの日がやってくる―。少女たちの心の成長を描いた青春エンタメ小説。

武田綾乃さんの『響け!ユーフォニアム』はアニメ化もされた人気作品。

こちらは高校の吹奏楽部を舞台に、少女たちの成長を描いていきます。シリーズ化もされ、多くのファンに支持されている作品です。

8.『退出ゲーム』(初野晴/2008年)

短編集

KADOKAWA

<あらすじ>
わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」―

穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみのホルン奏者。

音楽教師・草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る2人に、難題がふりかかる。化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決…。

2人の推理が冴える、青春ミステリの決定版、“ハルチカ”シリーズ第1弾。

初野晴さんの本作も高校吹奏楽部が舞台ですが、こちらは青春ミステリー。

奏者の2人が学校で起きる謎を解いて活躍する「ハルチカシリーズ」として、シリーズ化もされています。

9.『くちびるに歌を』(中田永一/2011年)

小学館

<あらすじ>
長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。

合唱部顧問の松山先生は産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ、元神童で自称ニートの美しすぎる臨時教員・柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。

それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。

夏のNコン(NHK全国学校音楽コンクール)県大会出場に向け、女子は、これまで通りの女子のみでのエントリーを強く望んだが、柏木先生は、男子との混声での出場を決めてしまう。

乙一さんの別名義の中田永一さんによる青春小説。

舞台は長崎・五島列島の中学合唱部。多感な時期における男女の対立の中、ひとつの目標に突き進んでいくことで、最終的につかみ取ることができたのは? キャラクターの心の動きを秀逸に描きます。

10.『疾風ガール』(誉田哲也/2005年)

新潮社

<あらすじ>
あたし、夏美。19歳、んでギタリスト。愛器の真っ赤なギブソンで、大好きなメンバーとぶっ飛んだライブの毎日…ずっと続くと思ってた。

魂の底からリスペクトしてたボーカルの薫が、突然自殺するまでは。真実を確かめなきゃ、死んだなんて認めない!

気弱な29歳の芸能マネージャー・祐司を引き連れ、今あたしは走り出す―。

あたしが連れてってあげるよ、ビートと熱狂の果てまで―ロック&ガーリー系青春文学、誕生。

最後に誉田哲也さんのロックな作品を。

メンバーの死の真相を突き止めようと奔走する主人公。そしてその行き着く果ては……。ミステリーというよりは青春小説の趣が強いですが、さすがの筆致で一気に読ませます。

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まとめ

以上の10作を紹介してきました。

音楽を文字で表現する難しさをはねのけ、どの作品も豊かな音が聞こえてくるようです。そして人間的な成長や心の動きを描いた名作ばかりですので、ぜひ読んでみてくださいね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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