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【2024年最新版】遠田潤子の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

遠田潤子の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

2009年、『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューした遠田潤子(とうだ・じゅんこ)ん。直木賞の候補に挙がるなど注目されています。

そんな遠田潤子さんの新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

遠田潤子の単行本新刊情報

1.『イオカステの揺籃』(2022/9/8発売)

最新刊

中央公論新社

<あらすじ>
バラが咲き乱れる家で、新進気鋭の建築家・青川英樹は育った。

「バラ夫人」と呼ばれる美しい母。ダムと蕎麦が好きな仕事人間の父。母に反発して自由に生きる妹。英樹の実家はごく普通の家族のはずだった。

だが、妻が妊娠して生まれてくる子が「男の子」だとわかった途端、母が壊れはじめた……。

こちらが単行本の最新刊になります。

2.『人でなしの櫻』(2022/3/30発売)

講談社

<あらすじ>
京都に住むしがない日本画家の清秀のもとに、ある日急を告げる電話がかかってきた。

呼び出された場所に行くと、かつて絶縁した父親の死体と、裸の血まみれの女、蓮子がいた。女は、死んだ父親に十年監禁されており、誘拐前の記憶がなく八歳のままの精神状態だった。

一目見た瞬間、蓮子に心を掴まれてしまった清秀は、それでもこの前代未聞の醜聞から蓮子を救おうと奔走する。

だが、運命の歯車は、清秀の意思とはかけ離れたところへと大きく舵を取り始めたのだったーー。

文庫版が発売です(下記参照)。

3.『緑陰深きところ』(2021/4/23発売)

小学館

<あらすじ>
兄さん、今からあんたを殺しに行くよ――。

大阪ミナミでカレー屋を営む三宅紘二郎のもとに、ある日一通の絵葉書が届いた。葉書に書かれた漢詩に、紘二郎の記憶の蓋が開く。50年前、紘二郎の住む廃病院で起きた心中事件。愛した女、その娘、彼女たちを斬殺した兄……人生の終盤を迎えた紘二郎は、決意を固めた。兄を殺す、と。

思い出の旧車を手に入れ、兄の住む大分日田へ向かおうとする紘二郎の前に現れたのは、中古車店の元店長を名乗る金髪の若者・リュウだった。紘二郎の買ったコンテッサはニコイチの不良車で危険だと言う。必死に止めようとする様子にほだされ、紘二郎は大分への交代運転手としてリュウを雇うことに。孫ほど年の離れた男との不思議な旅が始まった。

かつて女と暮らした町、リュウと因縁のある男との邂逅、コンテッサの故障……道中のさまざま出来事から、明らかになってゆく二人の昏い過去。あまりにも陰惨な心中事件の真相とは。リュウの身体に隠された秘密とは――?

旅の果て、辿りついた先で二人の前に広がる光景に、心揺さぶられる感動作。

 


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



遠田潤子の文庫本新刊情報

1.『人でなしの櫻』(2024/4/12発売)

文庫最新刊

講談社

<あらすじ>
しがない日本画家の竹井清秀は、妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。

ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、全裸で震える少女、蓮子がいた。十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。

激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。

2022年の単行本の文庫新装版です。

2.『紅蓮の雪』(2024/2/20発売)

集英社

<あらすじ>
最愛の双子の姉が自殺した。彼女の最期の足取りを追って、大衆演劇・鉢木座を訪れた伊吹は、そこで女形としての才能を見初められる。

入団した先に待っていたのは厳しい稽古と、家族のように温かい座員との旅暮らし。だが、充足した日々と裏腹に、心に巣食った孤独の闇はいつまでも伊吹を蝕み続ける。やがて明かされる禁断の真実。

鉢木座と姉の死を巡る因縁とは? 血脈の呪縛と禁忌に迫る問題作。

2021年の単行本の文庫新装版です。

3.『雨の中の涙のように』(2023/8/9発売)

短編集

光文社

<あらすじ>
彼を思い出すのは、決まって雨の日だった。美しく才能に溢れ、出会う人すべてを魅了してしまう、芸能人の堀尾葉介。

葉介と意外な形で関わり合う人々は知らぬうちに、皆その人生を変えられていく。そして葉介自身の苦悩もやがて――。

雨の降るいくつもの情景の中で、悶え苦しみながら生きる人々の罪やけがれが溶けていく。

哀切と意外性に満ちた傑作連作短編集。

2020年の単行本の文庫新装版です。

4.『月桃夜』(2022/11/28発売)

新潮社

<あらすじ>
薩摩の支配下にあった奄美。孤児のフィエクサは、父を失った少女サネンと兄妹の契りを交わす。

砂糖作りに従事する奴隷のような身分の二人だが、フィエクサは碁を習い才覚を発揮、サネンは美しい娘に成長。しかしサネンが薩摩の役人から妾に所望され、過酷な運命が動き出すーー。濃厚な花の匂いの中、無慈悲な神に裁かれる禁断の絆。

魔術的な魅力に満ちたファンタジーノベル大賞受賞作。

2009年の単行本の文庫新装版です。

5.『銀花の蔵』(2022/10/28発売)

新潮社

<あらすじ>
私は、この醬油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある醬油蔵で暮らすことになった少女、銀花。

蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに――。

家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。

2020年の単行本の文庫化作品です。


文庫本の新刊情報は以上になります。

 



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『イオカステの揺籃』(2022/9/8発売)
  2. 『人でなしの櫻』(2022/3/30発売)
  3. 『緑陰深きところ』(2021/4/23発売)

文庫本新刊

  1. 『人でなしの櫻』(2024/4/12発売)
  2. 『紅蓮の雪』(2024/2/20発売)
  3. 『雨の中の涙のように』(2023/8/9発売)
  4. 『月桃夜』(2022/11/28発売)
  5. 『銀花の蔵』(2022/10/28発売)

コンスタントに作品を発表している澤田瞳子さん。次作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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