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楡周平さんの「朝倉シリーズ」は、強靱な肉体を誇りつつコカイン密輸に手を染める、アンチヒーロー・朝倉恭介が活躍する人気シリーズ。
そんな楡周平さんの「朝倉シリーズ」の読む順番を紹介いたします!
楡周平「朝倉シリーズ」の読む順番
全6作が宝島社、その後KADOKAWAから刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
一覧は以下になります。
それでは、あらすじも含めて順番に見ていきましょう。
1.『Cの福音』(1996年)
<あらすじ>
父の転勤に伴い渡米し、フィラデルフィアのミリタリースクールで聡明な頭脳と強靱な肉体を造り上げた朝倉恭介。その彼を悲劇が見舞う。航空機事故で両親が他界したのだ。さらに正当防衛で暴漢二人を殺害。以来、恭介は、全身全霊を賭して「悪」の世界で生きていくことを決意する。
彼が創出したのは、コンピューター・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムだった。
「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第1弾。
こちらが第1作目。
悪のヒーロー朝倉恭介が誕生する第一巻。明晰な頭脳を駆使し、コンピューターによって密輸システムを構築していきます。結末はどうなるのか、一気読み必至の展開です。
2.『クーデター』(1997年)
<あらすじ>
日本海の北朝鮮領海付近でロシア船が爆発炎上。その動きを窺っていた米海軍原子力潜俳艦が巻き込まれ航行不能となった。漂流する原潜を挟み、「北」と日米韓の緊張が一挙に高まるなか、謎の武装集団が能登に上陸、機動隊を殲滅してしまった。
報道カメラマン川瀬雅彦は現場に急行するが、折しも米国大使館と警視庁で同時爆破テロが勃発。これは戦争なのか!? 日本を襲う未曾有の危機。
2作目。
国際的な軋轢を報道カメラマンの川瀬雅彦が追います。2作目は川瀬メインです。
3.『猛禽の宴』(1997年)
<あらすじ>
日本でコカインを売り捌く朝倉恭介のビジネスは順調に推移するかにみえた。だが、この頃、NYの裏社会では新興組織がマフィアの領域を荒らし始めていた。マフィアのボス、ファルージオは抗争を諌めるが、部下のコジモが新興勢力の排除を強行、その報復としてファルージオが襲撃されてしまう。
機に乗じてボスの座を勝ち取ったコジモは、恭介のビジネスを手中に収めようとするが…。
3作目。
再び朝倉恭介がメインを張ります。マフィアの抗争に巻き込まれていきます。
4.『クラッシュ』(1998年)
<あらすじ>
インターネットに自分の全裸写真をアップされ、ネット社会への復讐を誓った天才女性プログラマー、キャサリン。高度32000フィートの上空で突如、最新鋭機が操縦不能に陥る。システムを正常に戻す鍵は指定のHP内に隠されていると犯行声明がなされる。
四大ネットワークが犯人の要求通り公開したHPに七千万のアクセス。凶暴なウイルス「エボラ」が、全世界を未曾有の恐怖に陥れる。
4作目。
プログラマーとコンピューターウイルスの話で、川瀬メインで展開していきます。
5.『ターゲット』(1999年)
<あらすじ>
CIAから公安調査庁にもたらされた極秘情報。それは恐るべきものだった。「北」が空気感染する生物兵器の開発に成功、日本への持ち込みを図っているという。アメリカの怖れる最悪のシナリオは、在日米軍が無力化されたうえで、「北」が朝鮮半島を南進することだった。テロリストを殱滅せよ…。
クアラルンプールでCIAに嵌められ、一度きりのミッションを背負わされた朝倉恭介は最強の敵と対峙する。
5作目。
今作は朝倉恭介がメイン。生物兵器とテロリストに、朝倉恭介が立ち向かいます。
6.『朝倉恭介』(2001年)
<あらすじ>
関税法の死角を突き、朝倉恭介が全知全能を駆使して創出した「コカイン密輸」の完璧なシステムが、予期せぬところから綻びはじめた。追及の手を伸ばす警察、暗殺を企てるCIA、そして、ついに訪れる川瀬雅彦との対決のとき。日本の犯罪史上稀にみる頭脳と凶悪さを併せ持った華麗なる野獣、朝倉恭介。
闇に生きてきた者は闇に消える―待ち受けるのは生か死か?
「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズの掉尾を飾る大傑作長編。
6作目。
最終巻はやはり朝倉恭介がメイン。川瀬雅彦との直接対決に決着が?
まとめ
それではおさらいします。
楡周平「朝倉シリーズ」の読む順番は以上のようになります。
全6作ですので、シリーズ作品としては手に取りやすいボリューム。ぜひ読んでみてくださいね。
それでは、良い読書体験を!
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