元書店員で「日常の謎」を中心に良質なミステリーを発表し続けている大崎梢さん。
そんな大崎梢さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
大崎梢の単行本新刊情報
1.『百年かぞえ歌』(2024/10/31発売)
最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。そんな中、担当している地元出身作家の文学館「貴地崇彦生家館」に関して、刑事二人が聞き込みに来た。貴地は明治末期の生まれで戦後に活躍した作家だ。没後二十年以上になるが知名度はまだまだ高い。
刑事は収蔵物について聞きたいということだったが、なにやら裏に不穏な事件があるらしい。調べると、数日前に発見された身元不明の青年遺体のポケットから、貴地にまつわる葉書が発見されたようだ。
驚き戸惑う由佳利のもとに、以前いちどだけ会った老齢女性の艶子が訪れる。艶子は若いころ貴地の愛人だったと噂される存在だ。
生前の貴地先生から、やり残したことがあると聞いていたという艶子。その勢いに呑まれて調べを続けた先で由佳利は、中学高校で同級生だった夏央にも再会する。彼も調査に加わり、3人の凸凹チームが誕生した。
やがて、貴地が謎の「かぞえ歌」を残していたことが分かり、そこに隠された秘密を辿るのだが……。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『春休みに出会った探偵は』(2024/3/21発売)
光文社
<あらすじ>
中学2年生の花南子は、父親の海外勤務によって春休みから一人暮らしを始める。その場所は曾祖母の五月さんが経営するアパート「さつきハイツ」。その矢先、五月さんがぎっくり腰で入院、心細い花南子のもとに宛先不明の謎の封書が届く。
同級生男子とともにその謎を調べ始める花南子だが、偶然出会った”名探偵“の存在が、花南子の生活を大きく動かし始める……。
ちょっぴり切なくて、心にしみる極上の読後感をお約束します。
3.『27000冊ガーデン』(2023/4/19発売)
双葉社
<あらすじ>
星川駒子は県立高校の図書館に勤める学校司書だ。たまたま居合わせた出入りの書店員・針谷敬斗と共に、生徒が巻き込まれた事件の解決に一役買う。そんな二人のもとには、ディスプレイ荒らしや小口ずらり事件など、図書館や本にまつわる謎が次々と持ち込まれる!?
学校図書館を舞台にすべての本好きに贈る、心あたたまるミステリー。
4.『バスクル新宿』(2021/8/19発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
たくさんの人々が行き交うバスターミナル「バスクル新宿」。それぞれの目的地を持つ人々がひととき同じ時間を過ごし、同じ事件に巻き込まれてーー「メフィスト」掲載の連作短編集が待望の書籍化!
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『めぐりんと私。』(2021/4/21発売)
短編集
東京創元社
<あらすじ>
三千冊の本を載せて走る移動図書館「本バスめぐりん」との出会いは、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐしていく。家族の希望で縁もゆかりもない土地で一人暮らすことになった規子の、本と共に歩んできた半生を描く「本は峠を越えて」や、十八年前になくしたはずの本が見つかったことを引き金に当時の出来事が明るみに出る「昼下がりの見つけもの」など5編を収録。
めぐりんが本と人々を繋ぐ移動図書館ミステリ、シリーズ第二弾。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
大崎梢の文庫本新刊情報
1.『めぐりんと私。』(2024/4/10発売)
文庫最新刊、短編集
東京創元社
<あらすじ>
三千冊の本を載せて走る移動図書館「本バスめぐりん」との出会いは、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐしていく。家族の希望で縁もゆかりもない土地で一人暮らすことになった規子の、本と共に歩んできた半生を描く「本は峠を越えて」や、十八年前になくしたはずの本が見つかったことを引き金に当時の出来事が明るみに出る「昼下がりの見つけもの」など5編を収録。
めぐりんが本と人々を繋ぐ、ハートフル移動図書館ミステリ、シリーズ第二弾。
2021年刊行作品の文庫版です。
2.『バスクル新宿』(2024/1/16発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
会いたい人のもとへ。届けたいもの、伝えたい思い、叶えたい夢を抱えて。さまざまな人たちが行き交うバスターミナル。そこで起きた事件をきっかけに、繋がるはずのなかった個々の人生が鮮やかに交わってゆく。
目的地に向かい夜を通してひた走るバスが、人生の岐路に立つ人々を朝へと運んでゆく連作短編集。
2021年刊行作品の文庫版です。
3.『さよなら願いごと』(2023/8/9発売)
光文社
<あらすじ>
心躍る夏休み。琴美は、近所で起きた不思議な盗難事件の解決に大奮闘。祥子の母親への疑念は、三十年前の女の子の殺人事件の謎とつながる。沙也香は、新聞部の企画で町にある廃ホテルについて調べ始める。
のどかな田舎町で思いがけない謎に出会った子どもたち。謎は意外なつながりを見せ、子どもたちは解明に突き進むのだが――。
輝きと驚きに満ちたミステリー。
2020年刊行作品の文庫版です。
4.『ドアを開けたら』(2022/4/15発売)
祥伝社
<あらすじ>
鶴川佑作は横須賀のマンションに住む、独身の五十四歳。借りた雑誌を返すため、同じ階の住人・串本を訪ねた。だが、インターフォンを押しても返事がなく、鍵もかかっていない。心配になり家に上がると、来客があった痕跡を残して串本が事切れていた。翌日いっぱいまで遺体が発見されては困る事情を抱える佑作は、通報もせずに逃げ出すが、その様子を佐々木紘人と名乗る高校生に撮影され、脅迫を受けることに。
翌朝、考えを改め、通報する覚悟を決めた佑作が紘人とともに部屋を訪れると、今度は遺体が消えていた…… 知人を訪ねただけなのに……最悪の五日間の幕が開く! 著者渾身の本格長編ミステリー!
2018年刊行作品の文庫版です。
5.『彼方のゴールド』(2021/7/7発売)
短編集
文藝春秋
<あらすじ>
スポーツ雑誌編集部に配属された明日香。選手だけでなく、関わる全ての人の熱き思いに触れて──。
爽快度100%、お仕事青春小説!
2019年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『百年かぞえ歌』(2024/10/31発売)
- 『春休みに出会った探偵は』(2024/3/21発売)
- 『27000冊ガーデン』(2023/4/19発売)
- 『バスクル新宿』(2021/8/19発売)
- 『めぐりんと私。』(2021/4/21発売)
■文庫本新刊
- 『めぐりんと私。』(2024/4/10発売)
- 『バスクル新宿』(2024/1/16発売)
- 『さよなら願いごと』(2023/8/9発売)
- 『ドアを開けたら』(2022/4/15発売)
- 『彼方のゴールド』(2021/7/7発売)
コンスタントに作品を発表し続けている大崎梢さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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