『空中ブランコ』で第131回直木賞受賞(2004年)を受賞し、その後も精力的に作品を生み出してきた奥田英朗さん。
そんな奥田英朗さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
奥田英朗の単行本新刊情報
1.『コロナと潜水服』(2020/12/22発売)
最新刊、短編集
光文社
<あらすじ>
小さな救世主現る! 五歳の息子は、新型コロナウイルスが感知できる?パパの取った究極の対応策とは――「コロナと潜水服」(表題作)ほか全五編。
コロナ禍の世界に贈る、愛と奇想の奥田マジックが光るファンタジー短編集。
単行本の最新刊になります。
2.『罪の轍』(2019/8/20発売)
新潮社
<あらすじ>
刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。
事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。
世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。
2020年版の各社ミステリーランキングでも上位に入りました。当ブログの総合ランキングでも5位にランク入り。
各社ミステリー小説ランキングを独自集計!上位15作を紹介[2020版]
関連記事>3.『ヴァラエティ』(2016/9/21発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
迷惑、顰蹙、無理難題。人生、困ってからがおもしろい。脱サラで会社を興した38歳の社長、渋滞中の車にどんどん知らない人を乗せる妻、住み込みで働く職場の謎めいた同僚…。著者お気に入りの短編から、唯一のショートショート、敬愛するイッセー尾形氏、山田太一氏との対談まで、あれこれ楽しい贅沢な一冊!!蔵出し短編集!
すでに文庫版が発売されています(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
奥田英朗の文庫本新刊情報
1.『ヴァラエティ』(2019/9/13発売)
最新刊、短編集
講談社
<あらすじ>
夫婦での帰省中、なぜか車にヒッチハイカーを乗せる妻。乗った男が失礼で腹を立てる夫だが、妻は今度は見知らぬ老婆を乗せて…(「ドライブ・イン・サマー」)。娘が外泊したいと言い出した。きっと彼氏とだ。母はどうするべきなのか(「セブンティーン」)ほか、微妙な空気を絶妙に描き出す、名手の貴重な作品集!
2016年刊行作品の文庫版です。
2.『向田理髪店』(2018/12/7発売)
短編集
光文社
<あらすじ>
かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化ばかりが進む北海道苫沢町。理髪店を営む向田康彦は、札幌で働く息子の「会社を辞めて店を継ぐ」という言葉に戸惑うが…。(表題作)
異国からやってきた花嫁に町民たちは興味津々だが、新郎はお披露目をしたがらなくて―。(「中国からの花嫁」)
過疎の町のさまざまな騒動と人間模様を、温かくユーモラスに描く連作集。
2016年刊行作品の文庫版です。
3.『我が家のヒミツ』(2018/6/21発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
結婚して数年。自分たちには子どもができないようだと気づいた歯科受付の敦美。ある日、勤務先に憧れの人が来院し…(「虫歯とピアニスト」)。ずっと競い合っていた同期のライバル。53歳で彼との昇進レースに敗れ、人生を見つめ直し…(「正雄の秋」)。
16歳の誕生日を機に、アンナは実の父親に会いに行くが…(「アンナの十二月」)。
など、全6編を収録。読後に心が晴れわたる家族小説。
2015年刊行の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
小説は2019年の『罪の轍』が最新作になっています。大作ですので、ぜひ読んでみてくださいね。
それでは、良い読書体験を!
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