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ミステリー小説ランキングは各社が独自に作成していますが、それらをすべて合わせたランキングはありません。
そこで、このブログではそれらのランキングをさらに独自に集計し、合計点の高い順にランキングを作成しました!
- 週刊文春ミステリーベスト10 – 文藝春秋
- このミステリーがすごい! – 宝島社
- 本格ミステリ・ベスト10 – 原書房
- ミステリが読みたい! – 早川書房
以上を対象ランキングとして、1位に10点、以降は2位に9点……10位に1点と加点していき、国内ミステリー作品を合計点の高い順に紹介していきます。
満点は40点です。
4大ランキングの合計点がもっとも高い作品に輝いたのは、どの作品だったのでしょうか。
なお年間ランキングの性質上、2018年末~2019年終盤までに刊行された作品が対象となります。
それでは1位から紹介していきます!
国内ミステリー小説ランキング15作
対象期間は2018年11月~2019年10月(「ミステリが読みたい!」のみ10月~9月)に刊行された作品です。
1位『魔眼の匣の殺人』(今村昌弘)
合計33点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
8点 (3位) | 8点 (3位) | 9点 (2位) | 8点 (3位) |
<あらすじ>
その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。
さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。
ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。(東京創元社)
かの『屍人荘の殺人』の続編が、各社すべてのランキングで上位に入り、見事に1位を獲得しました!
特殊設定を生かした本格ミステリーのストーリーを構築する手腕は、デビュー2作目とは思えないほど。
各ランキングで1位の獲得はありませんでしたが、全て3位以内に入っており、納得の総合1位でしょう。
この独自ランキングの特徴が早くも発揮された結果となりました。
2位『ノースライト』(横山秀夫)
合計28点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
10点 (1位) | 9点 (2位) | -点 (圏外) | 9点 (2位) |
<あらすじ>
一家はどこへ消えたのか? 空虚な家になぜ一脚の椅子だけが残されていたのか? 『64』から六年。待望の長編ミステリー。一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。
施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに……。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。
ただ一つ、浅間山を望むように置かれた古ぼけた「タウトの椅子」を除けば……。このY邸でいったい何が起きたのか?(新潮社)
2位は六年ぶりの長編を発表した横山秀夫さんの『ノースライト』でした。
本格ミステリーではないために本格ミステリー・ベスト10は圏外でしたが、他の各ランキングでは1位や2位を獲得。惜しい結果となったものの、実質的には1位と言っても良いでしょう。
消えた依頼者と建築家・ブルーノ・タウトをめぐる謎を、さすがの筆力でぐいぐいと読ませます。ラストのカタルシスも大きく、読後は思わず大きく息をついてしまいました。
横山秀夫さんの新たな名作と言える作品です。
関連記事>3位『medium-霊媒探偵城塚翡翠-』(相沢沙呼)
合計26点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
6点 (5位) | 10点 (1位) | 10点 (1位) | – (圏外) |
<あらすじ>
推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。
一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた――。(講談社)
「このミス」「本ミス」で1位を獲得した相沢沙呼さんの『medium-霊媒探偵城塚翡翠-』が3位に!
「ミステリーが読みたい」が圏外でしたので、その影響でランクを落としました。やはり4社すべてのランキング上位にもれなく入ることが、総合1位の条件になりそうです。
本作は最後の凄まじい展開が話題となって人気作となりました。
関連記事>4位『刀と傘-明治京洛推理帖-』(伊吹亜門)
短編集
合計24点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
1点 (10位) | 6点 (5位) | 7点 (4位) | 10点 (1位) |
<あらすじ>
慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平――後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。二人の前には、時代の転換点ゆえに起きる事件が次々に待ち受ける。
維新志士の怪死、密室状況で発見される刺殺体、処刑直前に毒殺された囚人――動乱期の陰で生まれた不可解な謎から論理の糸が手繰り寄せる、
名もなき人々の悲哀を活写した五つの物語。
破格の評価をもって迎えられた第十二回ミステリーズ! 新人賞受賞作「監獄舎の殺人」に連なる時代本格推理、堂々登場。(東京創元社)
「ミステリーが読みたい!」で見事1位を獲得した本作が総合4位に。文春が10位でしたが、他の2社のランキングが堅調でした。
歴史ミステリーとして上質かつロジカルな推理が心地よいです。
5位『罪の轍』(奥田英朗)
合計23点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
9点 (2位) | 7点 (4位) | – (圏外) | 7点 (4位) |
<あらすじ>
刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。
事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。
世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。(新潮社)
奥田英朗さんによる社会派ミステリーが5位にランクインです!
社会派ミステリー枠ということで、本格ミステリ・ベスト10が圏外だったというのが惜しいところです。
緊迫感、臨場感、そして圧倒的なリアリティが、読む者の心に迫ってきます。
関連記事>6位『紅蓮館の殺人』(阿津川辰海)
合計19点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
– (圏外) | 5点 (6位) | 8点 (3位) | 6点 (5位) |
<あらすじ>
山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。
これは事故か、殺人か。葛城は真相を推理しようとするが、住人や他の避難者は脱出を優先するべきだと語り――。
タイムリミットは35時間。生存と真実、選ぶべきはどっちだ。(講談社)
本格ミステリ・ベスト10で3位を獲得した本作が6位に。文春が圏外だったのが残念でした。
燃えさかる炎が迫る館物ミステリーとして、そして探偵物として、際だった設定とキャラクターが魅力の一作です。
7位『いけない』(道尾秀介)
合計9点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
5点 (6位) | – (圏外) | – (圏外) | 9点 (2位) |
<あらすじ>
第1章「弓投げの崖を見てはいけない」 自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。第2章「その話を聞かせてはいけない」友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か?
第3章「絵の謎に気づいてはいけない」宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。
どの章にも、最後の1ページを捲ると物語ががらりと変貌するトリックが……! ラストページの後に再読すると物語に隠された〝本当の真相〟が浮かび上がる超絶技巧。
さらに終章「街の平和を信じてはいけない」を読み終えると、これまでの物語すべてがが絡み合い、さらなる〝真実〟に辿り着く大仕掛けが待ち受ける。「ここ分かった!?」と読み終えたら感想戦したくなること必至の、体験型ミステリー小説。(文藝春秋)
実力派作家の道尾秀介さんの「体験型ミステリー小説」の本作が7位に。2つのランキングで圏外だったこともあり、このからやや点差が開きます。
新たな試みと、それが成功していることで、真相を知った時の驚きの度合いが一気に増します。
7位『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人)
短編集
合計9点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
4点 (7位) | – (圏外) | 2点 (9位) | 3点 (8位) |
<あらすじ>
昔ばなし、な・の・に、新しい!鬼退治。桃太郎って……え、そうなの?
大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる!
ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ!?
「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!
「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。(双葉社)
同点7位は本屋大賞の候補作にもなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』。
3つのランキングに入るもいずれも下位だったこともあり、この順位となりました。
ユーモアあふれる第一印象ながら、中身はしっかりミステリーとして読ませる一作となっています。
9位『Iの悲劇』(米澤穂信)
合計7点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
7点 (4位) | – (圏外) | – (圏外) | – (圏外) |
<あらすじ>
山あいの小さな集落、簑石。六年前に滅びたこの場所に人を呼び戻すため、Iターン支援プロジェクトが実施されることになった。業務にあたるのは簑石地区を擁する、南はかま市「甦り課」の三人。人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香(かんざん・ゆか)。出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和(まんがんじ・くにかず)。とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣(にしの・ひでつぐ)。
彼らが向き合うことになったのは、一癖ある「移住者」たちと、彼らの間で次々と発生する「謎」だった-–。
徐々に明らかになる、限界集落の「現実」! そして静かに待ち受ける「衝撃」。(文藝春秋)
米澤穂信さんの作品が9位に。週刊文春のみのランク入りでしたが、4位に入っています。
限界集落を描いた現実と謎、そして最後ははかなさを感じさせる作品です。
関連記事>10位『或るエジプト十字架の謎』(柄刀一)
短編集
合計6点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
– (圏外) | – (圏外) | 5点 (6位) | 1点 (10位) |
<あらすじ>
トランクルームの密室。白い粉が舞い散る殺人現場。足跡なき泥濘の逃亡者。案内板に磔にされた首のない死体。南美希風が、奇跡を偽装した不可能犯罪の数々に挑む! そこには、神々しいまでの犯行計画と、どうしようもなく俗な人間の本性があった──。(光文社)
本格ミステリーのベテラン作家・柄刀一さんの作品が10位に。やはり本ミスで評価されていますね。
切れのある短編が並び、さすがの手腕を発揮します。
10位『そして誰も死ななかった』(白井智之)
合計6点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
– (圏外) | – (圏外) | 6点 (5位) | – (圏外) |
<あらすじ>
五人全員が死んだとき――本当の「事件」が始まる。覆面作家・天城菖蒲(あまき・あやめ)から、絶海の孤島に建つ天城館に招待された五人の推理作家。しかし館に招待主の姿はなく、食堂には不気味な泥人形が並べられていた。
それは十年前に大量死したミクロネシアの先住民族・奔拇族が儀式に用いた「ザビ人形」だった。不穏な空気が漂う中、五人全員がある一人の女性と関わりがあることが判明する。
九年前に不可解な死を遂げた彼女にかかわる人間が、なぜ今になってこの島に集められたのか。やがて作家たちは次々と奇怪な死を遂げ、そして誰もいなくなったとき、本当の「事件」の幕が開く。(KADOKAWA)
同点10位に白井智之の本作がランク入り。こちらも本格ミステリーの個性派作家。
不気味な雰囲気を最後まで引きずり、ラストで意外な真相が明らかになります。
12位『昨日がなければ明日もない』(宮部みゆき)
合計5点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
– (圏外) | 3点 (8位) | – (圏外) | 2点 (9位) |
<あらすじ>
「昨日がなければ明日もない」……事務所兼自宅の大家である竹中家の関係で、29歳の朽田美姫からの相談を受けることになった。「子供の命がかかっている」問題だという。美姫は16歳で最初の子(女の子)を産み、別の男性との間に6歳の男の子がいて、しかも今は、別の〝彼〟と一緒に暮らしているという奔放な女性であった……。(文藝春秋)
宮部みゆきさんの新作が12位に入りました。
人気の杉村三郎シリーズ第5弾。風格が漂う本作も、杉村三郎が活躍します。
関連記事>12位『マーダーズ』(長浦京)
合計5点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
– (圏外) | – (圏外) | – (圏外) | 5点 (6位) |
<あらすじ>
ストーカに襲われる女性を助けた夜から、商社マン・阿久津清春の日常は狂い始める。ブラウンの瞳と褐色の肌を持つその女、柚木玲美は言った「あなたが殺人犯だと知っています」。十七歳の夏、清春は人を殺していた。誰にも知られず――。意図的に清春に近づいた玲美は、その「事実」と引き換えに、母の死の真相と行方不明の姉の捜索を依頼する。
パートナーとなるのは、かつて実兄の殺害容疑をかけられた組対五課の刑事・則本敦子。彼女もまた、過去の事件の証拠を玲美に握られていた。
異様な関係で結ばれた三人の捜査は、いくつかの未解決事件を掘り起こし、やがて社会に潜む、起こしてはならない者たちを呼び寄せてしまう……。(講談社)
長浦京さんの作品が同点で12位に。
スリリングな犯罪小説。先が気になりすぎて、一気読み必至です。
14位『欺す衆生』(月村了衛)
合計4点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
– (圏外) | 4点 (7位) | – (圏外) | – (圏外) |
<あらすじ>
戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その目撃者であり末端の営業マンであった隠岐は、かつての同僚の因幡と再開。導かれるがまま〈ビジネス〉を再興する。取り返そうよ、ここらで僕達の人生を。僕と君は一蓮托生なのだから。幾多の修羅を経て、詐欺の魅力に取り憑かれていく隠岐。ついには〈国家〉を欺く一大事業へと発展していくのだが……。欺す者と欺される者、謀略の坩堝の果てに待ち受ける運命とは。
人間の業と欲を徹底的に炙り出す、規格外の犯罪巨編。(新潮社)
月村了衛さんの作品が14位に。
豊田商事事件をモチーフに展開される重厚な犯罪小説は、手に汗握る展開が続き、引き込まれていきます。
14位『時空旅行者の砂時計』(方丈貴恵)
合計4点
文春 | このミス | 本ミス | ミス読み |
– (圏外) | – (圏外) | 4点 (7位) | – (圏外) |
<あらすじ>
瀕死の妻のために謎の声に従い、2018年から1960年にタイムトラベルした主人公・加茂。妻の祖先・竜泉家の人々が殺害され、後に起こった土砂崩れで一族のほとんどが亡くなった「死野の惨劇」の真相を解明することが、彼女の命を救うことに繋がるという。タイムリミットは、土砂崩れがすべてを呑み込むまでの四日間。閉ざされた館の中で起こる不可能犯罪の真犯人を暴き、加茂は2018年に戻ることができるのか!?
“令和のアルフレッド・ベスター”による、SF設定を本格ミステリに盛り込んだ、第29回鮎川哲也賞受賞作。(東京創元社)
同年に鮎川哲也賞を受賞した方丈貴恵さんのデビュー作が、滑り込みで同点14位に。
タイムトラベルという設定をうまく生かした本格ミステリーに唸ります。
タイムトラベルにタイムリープ~時を超える「時空もの」おすすめ小説ランキング10作
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まとめ
では、順位をおさらいします!
- 1位:『魔眼の匣の殺人』
(今村昌弘) - 2位:『ノースライト』
(横山秀夫) - 3位:『medium-霊媒探偵城塚翡翠-』
(相沢沙呼) - 4位:『刀と傘-明治京洛推理帖-』
(伊吹亜門) - 5位:『罪の轍』
(奥田英朗) - 6位:『紅蓮館の殺人』
(阿津川辰海) - 7位:『いけない』
(道尾秀介) - 7位:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』
(青柳碧人) - 9位:『Iの悲劇』
(米澤穂信) - 10位:『或るエジプト十字架の謎』
(柄刀一) - 10位:『そして誰も死ななかった』
(白井智之) - 12位:『昨日がなければ明日もない』
(宮部みゆき) - 12位:『マーダーズ』
(長浦京) - 14位:『欺す衆生』
(月村了衛) - 14位:『時空旅行者の砂時計』
(方丈貴恵)
以上、15作品を紹介してきました。
こうして総合ランキングを見てみても、話題作が上位に入っている印象ですね。
もちろん各社のランキングに選ばれるだけでもすごいことですから、どの作品も面白さは保証つき。
話題のミステリーをどれから読もうか迷ったら、このランキングが参考になれば幸いです。そして来年が早くも楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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