シリーズ作品の読む順番 PR

【2024年版】宮部みゆき「杉村三郎シリーズ」の刊行順、読む順番

宮部みゆき「杉村三郎シリーズ」の刊行順、読む順番

[toc]

人間の悪意をこれまでかと見せつけてくる、宮部みゆきさんの「杉村三郎シリーズ」。

魅力的なストーリーに、読後には何か考えさせられることが多い作品です。

そんな「杉村三郎シリーズ」を刊行順に紹介していきます! なお、読む順番としても刊行順で問題ありません。

「杉村三郎シリーズ」刊行順(読む順番)

1.『誰か Somebody』(2003年)

<あらすじ>
今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。

亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める―。

稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。

こちらが探偵・杉村三郎シリーズの第一作目に当たります。

悪意がテーマといってもいいほどのこのシリーズは、一作目からぐいぐいと心に迫ってきます。微細に書き込まれた心の動きが秀逸。

なお本作は、当ブログの宮部みゆきおすすめ20作品に選んでいます。

関連記事>宮部みゆきの名作を読むなら~おすすめ20作品ランキングを紹介

2.『名もなき毒』(2006年)

<あらすじ>
今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。

解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。

人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。

吉川英治文学賞受賞作です。

本作も当ブログの宮部みゆきおすすめ20作品に選ばせていただきました。

関連記事>宮部みゆきの名作を読むなら~おすすめ20作品ランキングを紹介

3.『ペテロの葬列』(2013年)

<あらすじ>
杉村三郎が巻き込まれたバスジャック事件。実は、それが本当の謎の始まりだった――。『誰か』『名もなき毒』に続くシリーズ第三弾。

今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室の杉村三郎は、ある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇する。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたが、実はそれが本当の謎の始まりだった――。

事件の真の動機に隠された、日本という国、そして人間の本質に潜む闇。杉村三郎が巻き込まれる最悪の事件。息もつかせぬ緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ。

4.『希望荘』(2016年)

短編集

<あらすじ>
今多コンツェルン会長の娘である妻と離婚した杉村三郎は、愛娘とも別れ、仕事も失い、東京都北区に私立探偵事務所を開設する。

ある日、亡き父が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調べてほしいという依頼が舞い込む。依頼人によれば、父親は妻の不倫による離婚後、息子との再会までに30年の空白があったという。はたして本当に人殺しはあったのか――。

表題作の「希望荘」をはじめ計4篇を収録。新たなスタートを切った2011年の3.11前後の杉村三郎を描くシリーズ最新作。

杉村三郎が妻と離婚したということで話題に。どんな物語が語られるのでしょうか。

5.『昨日がなければ明日もない』(2018年)

中編集

<あらすじ>
杉村三郎vs.“ちょっと困った”女たち。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザー。

『希望荘』以来2年ぶりの杉村シリーズ第5弾!

中編3話が収録されています。

こちらがシリーズ最新刊になります。



「杉村三郎シリーズ」ドラマ情報

配信サイト

Amazonプライムビデオ

Amazonプライムビデオ「TBSオンデマンド」で配信されています

TBSオンデマンドですが、「ペテロの葬列」が配信されています。

まとめ

杉村三郎シリーズの読む順番は以上のようになります。

今後も続編を期待ですね!

なお杉村三郎シリーズはありませんが、『火車』『模倣犯』等の宮部みゆきさんの作品は、Audibleでも読むこと(聴くこと)ができます。最初の一冊は無料で利用できますので、この機会に試してみてはいかがでしょう。

Audibleについては当ブログでも記事にしていますので、参考までに~。

関連記事>Audible(オーディブル)は耳で読む~朗読者、会員特典、評判、おすすめ作品を紹介

関連記事

ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
こちらの記事もおすすめ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。