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【2024年版】恩田陸 刊行順(出版順)の全作品一覧とあらすじ紹介

恩田陸 刊行順(出版順)の全作品一覧とあらすじ紹介

 

2010年代:23作品

46.『私の家では何も起こらない』(2010年)

ホラー

<あらすじ>
小さな丘に佇む古い洋館。この家でひっそりと暮らす女主人の許に、本物の幽霊屋敷を探しているという男が訪れた。

男は館に残された、かつての住人たちの痕跡を辿り始める。キッチンで殺し合った姉妹、子どもを攫って主人に食べさせた料理女、動かない少女の傍らで自殺した殺人鬼の美少年―。

家に刻印された記憶が重なりあい、新たな物語が動き出す。驚愕のラストまで読む者を翻弄する、恐怖と叙情のクロニクル。

47.『土曜日は灰色の馬』(2010年)

エッセイ

<あらすじ>
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなジャンルの物語を書き分け、多くの読者を魅了し続ける小説家・恩田陸さん。

汲めども尽きぬ物語の源泉はいったいどこにあるのでしょうか!? ブラッドベリにビートルズ、松本清張や三島由紀夫まで、恩田さんが大好きな本・映画・マンガなどを大胆奔放に語る、ヴァラエティに富んだエッセイ集。

48.『夢違』(2011年)

ミステリー

<あらすじ>
夢の映像を記録した「夢札」、それを解析する「夢判断」を職業とする浩章のもとに、奇妙な依頼が舞い込む。

各地の小学校で頻発する、集団白昼夢。浩章はパニックに陥った子供たちの面談に向かうが、一方で亡くなったはずの女の影に悩まされていた。日本で初めて予知夢を見ていると認められた、結衣子。災厄の夢を見た彼女は―。

悪夢が現実に起こるのを、止めることはできるのか?戦慄と驚愕の新感覚サスペンス!

49.『隅の風景』(2011年)

エッセイ

<あらすじ>
ビールを楽しんだプラハ、巡礼者が行き交うスペイン、高所恐怖症と闘った韓国…。

それぞれの土地に広がる、見たことのなかった風景たちを写真に収め、心に刻みながら、作家は新しい小説の予感を探す―。

稀有な感性で捉えた情景を描き出す旅エッセイは、もう一つの恩田陸ワールド。さらに、過去の小説作品のヒントを得た舞台を明かす「ゲニウス=ロキ覚書」を書き下ろし収録。

50.『作家の口福』(2011年)

エッセイ

<あらすじ>
贄沢なチーズ鱈、卵の黄身をとろっと絡めたトースト、はんぺんのオイルフォンデュ、白砂糖入りの七草粥、ハーブティーで淹れたココア、モンゴルのいのちを頂くヤギのシチュー…

20人の作家が自分だけの“ご馳走”を明かす。読めば「美味しい!」を共感できる極上のエッセイ集。

51.『私と踊って』(2012年)

ジャンル横断

短編集

<あらすじ>
パーティ会場でぽつんとしていた私に、不思議な目をした少女が突然声をかける。いつのまにか彼女に手をひかれ、私は光の中で飛び跳ねていた。

孤独だけれど、独りじゃないわ。たとえ世界が終わろうと、ずっと私を見ていてくれる?

―稀代の舞踏家ピナ・バウシュをモチーフにした表題作ほか、ミステリからSF、ショートショート、ホラーまで、彩り豊かに味わい異なる19編の万華鏡。

52.『夜の底は柔らかな幻』(2013年)

SF

<あらすじ>
国家権力すら及ばぬ治外法権の地である〈途鎖国〉。ここには在色者と呼ばれる特殊能力を持った者が多く、暗殺者を養成しているとも噂されている。

自身も在色者である有元実邦は、警察官という身分を隠し、ある目的を持って途鎖国に密入国を企てる。闇月といわれるこの時期、在色者たちは途鎖に君臨する導師の地位をめぐって殺戮を繰り返し、またある者は密かな目的を持って山深くを目指す。

密入国に成功した実邦だが、かつての実邦の婚約者で入国管理官として強権を揮う葛城や、途鎖での同級生だったが何かを隠している黒塚と再会する。

さらに実邦の指導者だった屋島風塵、葛城の旧友で快楽殺人者となった青柳淳一など、関係者がいっせいに闇月の山を目指しだす。

山の奥にひそむ導師の神山倖秀――実邦の元夫であり、葛城、青柳とともに幼少期を過ごした殺人者――と、途鎖の山奥に隠された〈宝〉をめぐって、彼らの闘いが始まる。

53.『雪月花黙示録』(2013年)

SF

<あらすじ>
ミヤコの最高学府、光舎の生徒会長選挙。それはミヤコ全体の権力者を決定する伝統と狂騒のイベント。

美形剣術士で春日家の御曹司、紫風は三期目の当選を目指していた。ある日、紫風は立会演説会中に選挙活動を妨害される。それは反体制勢力、「伝道者」の宣戦布告だった。

彼といとこの女子高生剣士、蘇芳は次第に巨大な力に巻き込まれていき―。アクション満載、近未来の日本を舞台に繰り広げられる、絢爛豪華な玉手箱!

54.『かがみのなか』(2014年)

怪談絵本

<あらすじ>
怪談えほんシリーズ〈第2期〉、恩田陸と樋口佳絵が描く身近にひそむ恐怖の世界。

いえでもまちでも、見ない日はないかがみ。かがみのなかはいつもあべこべ。少女とかがみをめぐるふしぎなお話。

かがみを見るたびにふしぎな気持ちとこわさがよみがえる。

55.『EPITAPH 東京』(2015年)

ファンタジー

<あらすじ>
東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」―。

その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者”は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが…。

将門の首塚、天皇陵…東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。

三つの物語がたどり着く、その先にあるものとは―。これは、ファンタジーか?ドキュメンタリーか?「過去」「現在」「未来」…一体、いつの物語なのか。ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!



56.『ブラック・ベルベット』(2015年)

ホラー

<あらすじ>
外資製薬会社に身を置く凄腕ウイルスハンター・神原恵弥。

ある博士の捜索を依頼されてT共和国にやってきたが、博士は殺されてしまう。一方、この国では全身を黒い苔で覆われて死んだ人間がいるらしい。

ビジネスで滞在中のかつての恋人・橘は不穏な行動を見せる。恵弥が想像だにしない、これらの背景に存在するものとは――?

57.『消滅 VANISHING POINT』(2015年)

ミステリー

<あらすじ>
超大型台風接近中の日本。国際空港の入管で突如11人が別室に連行された。

時間だけが経過し焦燥する彼ら。大規模な通信障害で機器は使用不能。その中の一人の女が「当局はこの中にテロ首謀者がいると見ている。

それを皆さんに見つけ出していただきたい」と言った。女は高性能AIを持つヒューマノイドだった。10人は恐怖に戦きながら推理を開始する。

58.『タマゴマジック』(2016年)

短編集、エッセイ

<あらすじ>
空から謎の卵が降り、赤い犬が宙に浮かぶ−。

東北の中心・S市で起きた奇怪な出来事。宇宙人襲来か、都市伝説か? 仙台出身の著者が放つミステリー集。

『河北新報』掲載等に、書き下ろし「魔術師二〇一六」を加え単行本化

59.『蜜蜂と遠雷』(2016年)

青春

<あらすじ>
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。

養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。

音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。

彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?

史上初の2度目の本屋大賞受賞作です。

おすすめ!

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60.『七月に流れる花』(2016年)

ミステリー

<あらすじ>
六月という半端な時期に夏流に転校してきたミチル。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、全身緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。

逃げ出したミチルの手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城―夏流城での林間学校への招待状が残されていた。

五人の少女との古城での共同生活。少女たちはなぜ城に招かれたのか?長く奇妙な夏が始まった。

おすすめ!

61.『八月は冷たい城』(2016年)

ミステリー

<あらすじ>
夏流城での林間学校に参加した四人の少年を迎えたのは、首を折られた四本のひまわりだった。

初めて夏流城に来た光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城の中で、互いに疑心暗鬼を募らせるような悪意を感じる事故が続く。

光彦たちを連れてきた「みどりおとこ」が絡んでいるのか。四人は「夏のお城」から無事帰還できるのか。短く切ない夏が終わる。

おすすめ!

62.『終りなき夜に生れつく』(2017年)

ミステリー

<あらすじ>
強力な特殊能力を持って生まれ、少年期を共に過ごした三人の“在色者”。彼らは別々の道を歩み、やがて途鎖の山中で再会する。

ひとりは傭兵、ひとりは入国管理官、そしてもう一人は稀代の犯罪者となって。『夜の底は柔らかな幻』で凄絶な殺し合いを演じた男たちの過去が今、明らかになる。

63.『失われた地図』(2017年)

ファンタジー

<あらすじ>
錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、六本木。日本各地の旧軍都に発生すると言われる「裂け目」。かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇る。

鮎観の一族は代々、この「裂け目」を封じ、記憶の化身たちと戦う“力”を持っていた。彼女と同族の遼平もまた同じ力を有した存在だった。

愛し合い結婚した二人だが、息子を授かったことから運命の歯車は狂い始め―。直木賞作家の真髄を味わえる、魅惑の幻想ファンタジー。

64.『錆びた太陽』(2017年)

SF

<あらすじ>
原発事故で汚染された地域を巡回するロボットたちのもとに、謎の女が現れた――。

彼女の目的は一体何なのか。立入制限区域をパトロールするロボット「ウルトラエイト」の居住区に現れた、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子。だが、彼らには、人間の訪問が知らされていなかった。

戸惑いながらも、人間である徳子の命令に従うことにするのだが……。

65.『おともだちできた?』(2017年)

ホラー絵本

<あらすじ>
少女が引っ越してきたのは、縁もゆかりもない見知らぬ街。

お母さんは少女に言います。「おともだち さがしてらっしゃい」お父さんも少女に言います。「だれかと あそんだかい」近所のおばさんも少女に言います。「おともだち できた?」少女は答えます。「うん できたよ」その瞬間、世界は反転する。

67.『ブラック・ベルベット』(2018年)

ホラー

<あらすじ>
東洋と西洋の交差点、T共和国。外資製薬会社の凄腕ウイルスハンター・神原恵弥が訪れた目的は、夢のような鎮痛剤と噂される「D・F」についてある人物から情報を得ることと、T共和国内で消息を絶った女性科学者を捜索すること。

そしてもう一つは、密かに恋人関係にあった橘浩文と再会することだった。国内で見つかったという黒い苔に覆われた死体、女性科学者の足取り、「D・F」の正体、橘の抱える秘密…。

すべての背景が明かされて浮上する、驚愕の事実。好評シリーズ第三作!

68.『祝祭と予感』(2019)

青春

短編集

<あらすじ>
大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。 入賞者ツアーのはざまで亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノ恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。

芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。

作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけとなった忘れ得ぬ一人の教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。

ジュリアード音楽院に留学したマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。

楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏に天啓を伝える「鈴蘭と階段」。

ピアノの巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。全6編。

69.『歩道橋シネマ』(2019)

ジャンル横断

短編集

<あらすじ>
とある立てこもり事件の証言をたどるうちに、驚愕の真相が明らかになって……(「ありふれた事件」)。

幼なじみのバレエダンサーとの再会を通じて〈才能〉の美しさと残酷さを流麗な筆致で描く「春の祭典」、ある都市伝説を元に、世界の“裂け目”を描出させた表題作ほか、小説の粋を全て詰め込んだ珠玉の一冊。

18本収録の短編集です。

2020年代:2作品

70.『ドミノin上海』(2020)

エンターテインメント

<あらすじ>
神様だって、止められない。たった一日で運命のドミノが倒れ始める!

上海のホテル「青龍飯店」で、25人(と3匹)の思惑が重なり合う――。

もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく。恩田陸の真骨頂、圧巻のエンタテインメント!

2020年代の幕開けは、あの「ドミノ」を上海で! 25人と3匹が登場する超絶エンタメ作品です。

71.『スキマワラシ』(2020/8/5発売)

<あらすじ>
白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?

古道具店を営む兄と、ときおり古い物に秘められた“記憶”が見える弟。ある日、ふたりはビルの解体現場で目撃された少女の噂を耳にする。

再開発予定の地方都市を舞台にした、ファンタジックミステリー。

 

72.『愚かな薔薇』(2021/12/24発売)

<あらすじ>
14歳の少女高田奈智は、4年ぶりに磐座の地を訪れた。

これから2カ月の間、親戚が経営する旅館で世話になりながら、昼間は磐座城周辺で行われる、あるキャンプに参加することになっている。

事情をよく知らぬままこの地を訪れた奈智であったが、到着の翌朝、体の変調を感じ、
激しく多量に吐血してしまう。やがて奈智は、親戚の美影深志や同じキャンプに参加する天知雅樹らから、磐座でのキャンプの目的を聞くことになる。

それは、星々の世界――外海に旅立つ「虚ろ舟乗り」を育てることであった。虚ろ舟の聖地である磐座に集められた少年少女たちは、徐々に体が変質し、やがて、歳をとらない体となる。食べ物もほとんどいらなくなり、心臓に銀の杭を打たない限り、死ぬことはない。

そのかわり変質体となると、一定期間、他人の血を飲まないと、死んでしまうという。

変質の過程で初めて他人の血を飲むことを、「血切り」と呼ぶ。

深志は奈智の血切りの相手は自分だと昔から決めていたと言うが、奈智は、他人の血を飲むなどという化け物じみた行為は嫌だと、思い悩む。

そんなことなら、虚ろ舟乗りなんかに、なりたくない……と。

 

73.『月曜日は水玉の犬』(2022/3/19発売)

エッセイ

<あらすじ>
「物語」は、決して尽きない。

この世に輝く数多のエンターテインメントを小説家・恩田陸とともに味わい尽くす――。

強烈で贅沢な最新エッセイ集。

 

74.『なんとかしなくちゃ。 青雲編』(2022/11/7発売)

最新刊

<あらすじ>
商人の家系に生まれた結子は、幼い頃からキモチワルイ状況をそのままにはできない。

そんな彼女の「問題解決とその調達人生」を描く。

単行本はこちらが最新刊です。

まとめ

以上、恩田陸作品を紹介してきました!

各年代別のおすすめ作品を以下にまとめました。

これから恩田陸の世界に入り込もうという方、次にどの作品を読もうか迷っている方など、少しでも作品選びの参考になれば幸いです。

そして、2020年代は始まったばかり。どんな驚きの作品を作り出してくれるか楽しみですね!

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ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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