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近藤史恵さんの「サクリファイス」シリーズは、ロードレースを題材とした青春小説で、陸上選手からロードレースに転向した主人公の白石誓(しらいし・ちかう)が活躍する人気シリーズです。
そんな近藤史恵さんの「サクリファイス」シリーズの読む順番を紹介いたします!
近藤史恵「サクリファイス」シリーズ読む順番
現在5作が新潮社から刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
1.『サクリファイス』(2007年)
<あらすじ>
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。
アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。
青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!
こちらが第一作目。
青春小説でありながらサスペンスも加わり、ページを繰る手が止まらないほど先が気になります。
ロードレースにおけるアシストとは、チームとエース(主力選手)の利益のために働く選手のこと。チームのため、エースのため、誓は尽くしていきます。
大藪春彦賞受賞作。
2.『エデン』(2010年)
<あらすじ>
あれから三年―。白石誓は唯一の日本人選手として世界最高峰の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。しかし、スポンサー獲得をめぐる駆け引きで監督と対立。競合チームの若きエースにまつわる黒い噂には動揺を隠せない。そして、友情が新たな惨劇を招く…。
目指すゴールは「楽園」なのか?
前作『サクリファイス』を上回る興奮と感動、熱い想いが疾走する3000kmの人間ドラマ。
こちらが二作目になります。
舞台はツール・ド・フランスに。そこで新たな事件が……。
3.『サヴァイヴ』(2011年)
短編集
<あらすじ>
団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは―(「プロトンの中の孤独」)。エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。
『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至の全六編。
三作目は短編集。六作が収録されています。
番外編的な作品ですが、前2作を読んでおくとより楽しめます。
4.『キアズマ』(2013年)
<あらすじ>
ふとしたきっかけでメンバー不足の自転車部に入部した正樹。たちまちロードレースの楽しさに目覚め、頭角を現す。しかし、チームの勝利を意識しはじめ、エース櫻井と衝突、中学時代の辛い記憶が蘇る。二度と誰かを傷つけるスポーツはしたくなかったのに――
走る喜びにつき動かされ、祈りをペダルにこめる。自分のため、そして、助けられなかったアイツのために。感動の青春小説。
四作目は主人公が岸田正樹にチェンジ。
大学自転車部を舞台に、青春ストーリーが繰り広げられます。
5.『スティグマータ』(2016年)
最新刊
<あらすじ>
あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った、ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。
暗雲を切り裂くように白石誓は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。
ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。
最新作の五作目は再び主人公は白石誓に戻ります。
そして再びのツール・ド・フランス。どんな難問が立ちはだかるのでしょうか。
まとめ
それではおさらいします。
近藤史恵「サクリファイス」シリーズの読む順番は以上のようになります。
最新作と言っても2016年。そろそろ新作が読みたいですね。
それでは、良い読書体験を!
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