『マークスの山』で第109回直木賞受賞(1993年）を受賞し、『レディ・ジョーカー』等の大作を次々と生み出してきた高村薫さん。
そんな高村薫さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました！
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
高村薫の単行本新刊情報
1.『銃を置け、戦争を終わらせよう』(2023/7/31発売)
最新刊
毎日新聞出版
＜あらすじ＞
『サンデー毎日』好評連載「サンデー時評」の単行本化。未踏の破局を凝視する作家が新たなヴィジョンを語る、現代の羅針盤。
戦争の時代のリアルな平和論。
単行本の最新刊になります。
小説ではありません。
2.『作家は時代の神経である』(2021/8/2発売)
時評集
毎日新聞出版
＜あらすじ＞
それでも、ありうべき未来へ!コロナ時代に顕在化した政治的無責任、社会基盤の崩壊、人心の動揺…。「時代の神経」である作家の感応力が、深く見つめる。
リアルでありながら、理想を手放さない稀有な思考。危機の時代の羅針盤。
小説ではありません。
3.『時代へ、世界へ、理想へ』(2020/3/30発売)
時評集
毎日新聞出版
＜あらすじ＞
政治腐敗は極を超え、社会システムは破綻寸前。ウイルスが、災害が、気候変動が、地球環境から個人の肉体、精神までおびやかす。人倫の軸が揺らぐ、かつてない時代2019→2020を、理想を手放さぬ作家の幻視力が見透す。
根底的な思考による、より良く今を生きるための時評集。
小説ではなく時評集になります。
4.『我らが少女A』(2019/7/20発売)
小説最新刊
毎日新聞出版
＜あらすじ＞
一人の少女がいた―合田雄一郎、痛恨の未解決事件。動き出す時間が世界の姿を変えていく。人びとの記憶の片々が織りなす物語の結晶。
人気の「合田シリーズ」7年ぶりの最新刊です。
毎日新聞出版による『我らが少女A』の特設サイトが公開されています。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう！
高村薫の文庫本新刊情報
1.『四人組がいた。』(2018/11/9発売)
最新刊
文藝春秋
＜あらすじ＞
車もめったに通らぬ山奥の寒村。いつも郵便局兼集会所に集まるのは元村長、元助役、郵便局長、キクエ小母さんの老人四人組。一見、退屈極まりない村だが、怪しげな気球アーティストや保険外交員の娘に始まり、果てはタヌキほか動物たちがやってきては騒動を巻き起こす。
「日本の田舎」から今を描く、痛烈なブラックユーモア小説。
2014年刊行作品の文庫版です。
2.『冷血』(2018/10/27発売)
新潮社
＜あらすじ＞
クリスマスイヴの朝、午前九時。歯科医一家殺害の第一報。警視庁捜査一課の合田雄一郎は、北区の現場に臨場する。容疑者として浮上してきたのは、井上克美と戸田吉生。彼らは一体何者なのか。その関係性とは?
高梨亨、優子、歩、渉―なぜ、罪なき四人は生を奪われなければならなかったのか。社会の暗渠を流れる中で軌跡を交え、罪を重ねた男ふたり。
合田は新たなる荒野に足を踏み入れる。
2012年刊行作品の文庫版です。
合田シリーズになります。
3.『晴子情歌』(2013/4/27発売)
新潮社
＜あらすじ＞
遙かな洋上にいる息子彰之へ届けられた母からの長大な手紙。そこには彼の知らぬ、瑞々しい少女が息づいていた。本郷の下宿屋に生まれ、数奇な縁により青森で三百年続く政と商の家に嫁いだ晴子の人生は、近代日本の歩みそのものであり、彰之の祖父の文弱な純粋さと旧家の淫蕩な血を相剋させながらの生もまた、余人にはない色彩を帯びている。
本邦に並ぶものなき、圧倒的な物語世界。
2002年刊行の単行本の文庫新版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『銃を置け、戦争を終わらせよう』(2023/7/31発売)
- 『作家は時代の神経である』(2021/8/2発売)
- 『時代へ、世界へ、理想へ』
(2020/3/30発売) - 『我らが少女A』(2019/7/20発売)
(2020/3/30発売)小説は2019年の『我らが少女A』が最新作になっています。文庫は2018年から出ていないので、そろそろ期待したいですね。
それでは、良い読書体験を！
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