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2008年に『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞した吉川英梨さん。
現在は「原麻希(ハラマキ)シリーズ」等の警察小説を中心としたミステリー作品を多く発表しています。
そんな吉川英梨さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
吉川英梨の単行本新刊情報
1.『トヨタの子』(2024/6/13発売)
最新刊
講談社
<あらすじ>
豊田家御曹司・章男少年は曾祖父・佐吉の顕彰祭へ家族と来ていた。いたずら坊主の章男は裏山から転び落ちた拍子に車にはねられてしまう。一方は明治時代、佐吉の息子・喜一郎は「自動車」に乗ってきたというアキオと名乗る不思議な子供と、しばしの友情を育む。
そして時代が進むたび喜一郎の前に不思議な人が次々と現れる……彼らはいったい何を伝えに来たのか?
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『桜の血族』(2023/8/18発売)
双葉社
<あらすじ>
警視庁暴力団対策課の刑事の妻であり、娘でもある仲野誓はある日、同じ課で働く夫の賢治が銃撃されてしまう。誓は犯人を逮捕するため、「警視庁初の女マル暴刑事」である薮哲子とコンビを組む。復帰早々に日本最大の暴力団・吉竹組の元組員の会社宅で爆破事件が発生。この事件は本家と関東に分裂した吉竹組の抗争、そして賢治銃撃事件とも複雑に絡んでいるのか。
マル暴刑事の執念と複雑化する暴力団組織の闇、血飛沫舞うヤクザの生き様から目を離せない。警察小説のヒットメ―カーが描く、規格外のマル暴女刑事!
3.『虚心』(2023/3/29発売)
幻冬舎
<あらすじ>
少ない降水量にもかかわらず、雨により埼玉県の黒部山で土砂崩れが発生した。一人が行方不明になるなか、瓦礫からは不法投棄された産業廃棄物が大量に発見される。県警は事故ではなく事件と判断、捜査一課の奈良健市も捜査に加わる。捜査本部は崩落発生地の所有者特定に着手。すると、意外な人物の名があがった。
それは迷宮入りさせてしまった十六年前の殺人事件で、奈良が犯人だと確信し、逮捕直前まで迫った因縁の相手なのだが……。
4.『感染捜査 黄血島決戦』(2022/11/24発売)
光文社
<あらすじ>
人とゾンビ化する悪夢のウイルス・HSCC。ウイルスを誕生させた罪を背負う女性刑事と海上保安官は、絶海の孤島で再びゾンビと対峙する。引き裂かれた父娘の再会は、悲劇の終わりか始まりか――ノンストップアクション第2弾!
5.『海の教場』(2022/7/4発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
桃地政念(ももち・まさむね)は、海上保安官の中でも調理・経理・庶務などを担当する縁の下の力持ち部門「主計」の専門官。海上保安官といえど、海猿でもヒーローでもなく、小柄でメタボが気になる独身彼女ナシの中年だ。霞が関勤務の彼がある日、学生時代のマドンナ・高浜彩子から呼び出された。彩子は女性ヘリ操縦士の草分け的存在で、桃地とはある因縁を持つ。
ドキドキしながら向かった待ち合わせ先で告げられたのは「肝臓がんで余命一年」。京都府舞鶴市の病院に入院するという。シングルマザーの彩子は、息子の悠希が春から舞鶴の海上保安学校に入る予定で、そのそばで過ごすためのようだった。
彼女のために現地への異動を企てた桃地は同校の教官として赴任することに。船舶運航システム課程主計コース3組の担任となったが、腐れ縁の校長・比内から、ある事情がクラスに重い影を落としていることを聞かされ……。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
吉川英梨の文庫本新刊情報
1.『感染捜査』(2024/11/12発売)
文庫最新刊
光文社
<あらすじ>
東京オリンピック開催を目前に控えた2020年6月、お台場のレストランで複数の惨殺遺体が発見された。ちょうど同じ頃、東京湾上の豪華客船クイーン・マム号でも同様の事案が発生。狂犬病の亜種と思われる新種のウイルスが原因と判明する。感染者の発症率は100%。しかもゾンビ化し、人間を襲い食らう。
乗客、民間乗組員、医療チーム、そして警察官と海上保安官選抜者からなる「感染捜査隊」を乗せた同船は、硫黄島近海に隔離されることとなったが――。
女性刑事と海保出身の隊長が繰り広げる死闘に瞠目せよ!
2021年の刊行作品の文庫版です。
2.『センシティブ・キリング 警視庁01教場』(2024/10/25発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
ここは「殺意」の匂いがする。特殊感覚を武器に警察学校教官が真相を追う!教官の仁子が抱えるハンデを知ったことで助教官として彼女を支えることを決意した塩見。新たな教場で学生を迎え入れる準備を整えていたところ、またしても殺人事件が発生。今度はいったい……!?
3.『十三階の仇』(2024/9/11発売)
双葉社
<あらすじ>
警察庁の公安秘密組織『十三階』は首相の娘である天方美月議員によって解体させられた。中心メンバーだった黒江律子と古池慎一夫婦は息子を連れてインドに逃亡するが、古池は過去の殺人容疑で逮捕。そしてコロンビア大使館に左遷させられたかつての上官が過激派組織に誘拐されてしまう。そんななか、律子は十三階の窮地を救うべくひとりで「ユダ計画」を進めていた。それはまるで悪魔の計画―-。
緊迫のスパイサスペンス、クライマックスのシリーズ第5弾!
2022年の刊行作品の文庫版です。
4.『新宿特別区警察署 Lの捜査官』(2024/2/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
歌舞伎町、新宿二丁目、三丁目を管轄する「新宿特別区警察署」。その担当区域の地図上の形から、「新宿L署」と呼ばれている。その「L署」に本日着任の新井琴音警部は、小3の息子のインフルエンザで初出勤すら危ぶまれていた。夫の敦は警視庁本部捜査一課の刑事だが、琴音のほうが階級は上で、夫婦仲はぎくしゃくしている。大幅に遅刻しつつも琴音がなんとかL署に到着した途端、個性的な服装の女性部下・堂原六花巡査部長から管内で殺人事件が発生と聞く。
歌舞伎町のホテルで全裸の中年女性の遺体が発見され、その女性の息子がノコギリを持ち逃走中というのだ。琴音は、レズビアンであることをカミングアウトしている六花から、L署が管轄するこの独特な界隈の歴史や情報を聞き、捜査に入る。
その夜、二丁目のショーパブで六花に会った敦だが、上階のイベントスペースで無差別殺傷事件が発生。犯人はその場で自殺したが……。母であり妻であり警察署幹部である琴音と、レズビアンの異色捜査官として男性中心組織の中で闊歩する六花。
L署の他の面々と共に、事件解決に向けて奮闘する!
2020年の刊行作品の文庫版です。
5.『警視庁01教場』(2023/11/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
甘粕仁子は見当たり捜査員だったが、犯人追跡中に大けがを負い戦線離脱。警察学校の教官になった。助教官の塩見とともに1330期の学生達を受け持つが、仁子の態度はどこかよそよそしい。やがて学生間のトラブルも頻発。塩見は、教官、助教官の密な連携が不可欠と感じる。そんな矢先、警察学校前で人の左脚が発見される。一体誰が何の目的で?
教場に暗雲が立ちこめる中、仁子が人知れず抱えていた秘密が明らかに――!
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『トヨタの子』(2024/6/13発売)
- 『桜の血族』(2023/8/18発売)
- 『虚心』(2023/3/29発売)
- 『感染捜査 黄血島決戦』(2022/11/24発売)
- 『海の教場』(2022/7/4発売)
■文庫本新刊
- 『感染捜査』(2024/11/12発売)
- 『センシティブ・キリング 警視庁01教場』(2024/10/25発売)
- 『十三階の仇』(2024/9/11発売)
- 『新宿特別区警察署 Lの捜査官』(2024/2/22発売)
- 『警視庁01教場』(2023/11/24発売)
コンスタントに作品を発表し続けている吉川英梨さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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