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【2024年版】宮部みゆき 刊行順(出版順)の全作品一覧とあらすじ紹介

宮部みゆき 刊行順(出版順)の全作品一覧とあらすじ紹介

2010年代:22作品

49.『小暮写眞館』(2010年)

<あらすじ>
あなたの写真(ひみつ)、解き明かします。

築三十三年、木造二階建て。小暮写眞館は、臨死状態の商店街にひっそりと佇んでいた。都立三雲高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この「写真館」に住むことになる。

そして、弟をふくめた家族四人での暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真を巡る謎に、英一は関わることになり……。写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。

当ブログの宮部みゆきオススメ20作に選出しています。

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50.『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』(2010年)

時代物

短編集

<あらすじ>
一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。

ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。

ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第2弾!

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51.『ばんば憑き』(2011年)

時代物

短編集

<あらすじ>
湯治旅を終えた若夫婦が、帰途、雨で足止めとなり老女との相部屋を引き受けた。老女が語り出す50年前の忌まわしい出来事とは。

「〈ばんば〉とは恨みの念を抱いた亡者のこと・・・」。ぞくりと怖く、心騒がす全6話。

Audible版もあります

最初の一冊が無料になる、Audibleの詳しい解説は以下の記事を確認ください。

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52.『チヨ子』(2011年)

短編集

<あらすじ>
五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。大学生の「わたし」がアルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、周囲の人はぬいぐるみやロボットに変わり―(「チヨ子」)。

表題作を含め、超常現象を題材にした珠玉のホラー&ファンタジー五編を収録。個人短編集に未収録の傑作ばかりを選りすぐり、いきなり文庫化した贅沢な一冊。

53.『刑事の子』(2011年)

<あらすじ>
十三歳の八木沢順は、刑事の父・道雄と東京の下町に引っ越した。慎吾という友人もでき新しい生活に慣れたころ、町内で奇妙な噂が流れる。

“ある家で人殺しがあった”と。そんな矢先、荒川でバラバラ死体の一部が実際に発見されてしまう。更に、順のもとに事件の犯人を知らせる手紙が!?

刑事の子・順は捜査に乗り出す!宮部みゆきの初期傑作が装いも新たに登場。『東京下町殺人暮色』改題書。

54.『おまえさん』(2011年)

時代物

<あらすじ>
『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ新作

痒み止めの新薬「王疹膏(おうしんこう)」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。

本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。

検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。

55.『ここはボツコニアン』(2012年)

ファンタジー

<あらすじ>
宮部みゆきの新境地、RPGファンタジー!!

“ボツネタ”が集まってできた、できそこないの世界「ボツコニアン」をより良い世界に創り変えるため選ばれた少年ピノと少女ピピ。

二人の前代未聞・驚天動地・抱腹絶倒の冒険の旅が始まる!!

56.『ソロモンの偽証』(2012年)

<あらすじ>
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。

彼はなぜ死んだのか。殺人か。自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。

さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった―。一つの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。

それに抗し、死の真相を求める生徒達を描く、現代ミステリーの最高峰。

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57.『ここはボツコニアン2 魔王がいた街』(2012年)

ファンタジー

<あらすじ>
双子の「長靴の戦士」ピノとピピは、かつて魔王の居城があった街アクアテクを舞台に、〈ボツコニアン〉の世界の謎に果敢に挑む。

さらにパワーアップした宮部みゆきのお気楽極楽ファンタジー第2弾!

58.『桜ほうさら』(2013年)

時代物

<あらすじ>
父の汚名をすすごうと上総国から江戸へ出てきた古橋笙之介は、深川の富勘長屋に住むことに。

母に疎まれるほど頼りなく、世間知らずの若侍に対し、写本の仕事を世話する貸本屋の治兵衛や、おせっかいだが優しい長屋の人々は、何かと手を差し伸べてくれる。

家族と心が通い合わないもどかしさを感じるなか、笙之介は「桜の精」のような少女・和香と出逢い…。しみじみとした人情が心に沁みる、宮部時代小説の真骨頂。

59.『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』(2013年)

時代物

短編集

<あらすじ>
不思議で切ない「三島屋」シリーズ、待望の第三巻

江戸は神田。叔父の三島屋へ行儀見習いとして身を寄せるおちかは、叔父の提案で百物語を聞き集めるが。人気時代小説、待望の第三巻。

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60.『ここはボツコニアン3 二軍三国志』(2013年)

ファンタジー

<あらすじ>
“ボツコニアン”の世界では、中国四千年の歴史「三国志」でもやっぱりボツネタ集めちゃいました。

曹操、劉備ら小説・ゲームでお馴染みのメンバーはもちろん、軽視されがちなサブキャラも、なんなら怪獣やロボットまで登場しちゃう。

これまで見たことも、聞いたこともない「赤壁バトル」に、おなじみピノとピピが直面する!宮部みゆき渾身の脱力系ファンタジー第3巻は、「三国志」ファン必読!



61.『ペテロの葬列』(2013年)

<あらすじ>
杉村三郎が巻き込まれたバスジャック事件。実は、それが本当の謎の始まりだった――。『誰か』『名もなき毒』に続くシリーズ第三弾。

今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室の杉村三郎は、ある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇する。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたが、実はそれが本当の謎の始まりだった――。

事件の真の動機に隠された、日本という国、そして人間の本質に潜む闇。杉村三郎が巻き込まれる最悪の事件。息もつかせぬ緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ。

杉村三郎シリーズ第三弾です。

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62.『荒神』(2014年)

時代物

<あらすじ>
時は元禄、東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅した。

隣り合い、いがみ合う二藩の思惑が交錯する地で起きた厄災。永津野藩主の側近を務める曽谷弾正の妹・朱音は、村から逃げ延びた少年を助けるが、語られた真相は想像を絶するものだった…。

太平の世にあっても常に争いの火種を抱える人びと。その人間が生み出した「悪」に対し、民草はいかに立ち向かうのか。

63.『悲嘆の門』(2015年)

<あらすじ>
インターネット上に溢れる情報の中で、法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、調査するサイバー・パトロール会社「クマー」。

大学一年生の三島孝太郎は、先輩の真岐に誘われ、五カ月前からアルバイトを始めたが、ある日、全国で起きる不可解な殺人事件の監視チームに入るよう命じられる。

その矢先、同僚の大学生が行方不明になり……。〈言葉〉と〈物語〉の根源を問う、圧倒的大作長編。

64.『過ぎ去りし王国の城』(2015年)

<あらすじ>
中学3年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパの古城のデッサン。

分身を描き込むと絵の世界に入り込めることを知った真は、同級生で美術部員の珠美に制作を依頼。絵の世界にいたのは、塔に閉じ込められたひとりの少女だった。

彼女は誰か。何故この世界は描かれたのか。同じ探索者で大人のパクさんと謎を追う中、3人は10年前に現実の世界で起きた失踪事件が関係していることを知る。

現実を生きるあなたに贈る、宮部みゆき渾身の冒険小説!

65.『希望荘』(2016年)

短編集

<あらすじ>
今多コンツェルン会長の娘である妻と離婚した杉村三郎は、愛娘とも別れ、仕事も失い、東京都北区に私立探偵事務所を開設する。

ある日、亡き父が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調べてほしいという依頼が舞い込む。依頼人によれば、父親は妻の不倫による離婚後、息子との再会までに30年の空白があったという。はたして本当に人殺しはあったのか――。

表題作の「希望荘」をはじめ計4篇を収録。新たなスタートを切った2011年の3.11前後の杉村三郎を描くシリーズ最新作。

杉村三郎シリーズ第4弾です。

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66.『三鬼 三島屋変調百物語四之続』(2016年)

時代物

短編集

<あらすじ>
亡者が集う家や食いしん坊の守り神。不思議がいっぱい黒白の間へようこそ。

此度の語り手は山陰の小藩の元江戸家老。彼が山番士として送られた寒村で知った恐ろしい秘密とは!? せつなくて怖いお話が満載!

おちかが聞き手をつとめる変わり百物語、「三島屋」シリーズ文庫最新刊!

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67.『この世の春』(2017年)

時代物

<あらすじ>
ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。

それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。藩中枢で何が起きているのか。

一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。作家生活三十周年記念作。

68.『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』(2018年)

時代物

短編集

<あらすじ>
江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。

亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。

屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。

百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。

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69.『昨日がなければ明日もない』(2018年)

中編集

<あらすじ>
杉村三郎vs.“ちょっと困った”女たち。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザー。

『希望荘』以来2年ぶりの杉村シリーズ第5弾!

杉村三郎シリーズ第5弾です。

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70.『さよならの儀式』(2019年)

短編集

<あらすじ>
親子の救済、老人の覚醒、30年前の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ、無差別殺傷事件の真相、別の人生の模索……淡く美しい希望が灯る。

宮部みゆきの新境地、心ふるえる作品集。

SF短編集です。

71.『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』(2019年)

時代物

短編集

<あらすじ>
江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。

これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいったので、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。

気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。

富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。この三人で語り手を迎え、新たな百物語の幕が開く。

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72.『きたきた捕物帖』(2020/5/29発売)

最新刊

時代物

<あらすじ>
宮部みゆき、久々の新シリーズ始動!

謎解き×怪異×人情が味わえて、著者が「生涯、書き続けたい」という捕物帖であり、宮部ワールドの要となるシリーズだ。

舞台は江戸深川。いまだ下っ端で、岡っ引きの見習いでしかない北一(16歳)は、亡くなった千吉親分の本業だった文庫売り(本や小間物を入れる箱を売る商売)で生計を立てている。やがて自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て……。

本書は、ちょっと気弱な主人公・北一が、やがて相棒となる喜多次と出逢い、親分のおかみさんや周りの人たちの協力を得て、事件や不思議な出来事を解き明かしつつ、成長していく物語。

北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の主人公・笙之介が住んでいた富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場する謎の稲荷寿司屋の正体も明らかになるなど、宮部ファンにとってはたまらない仕掛けが散りばめられているのだ。

今の社会に漂う閉塞感を吹き飛ばしてくれる、痛快で読み応えのある時代ミステリー。

捕物帖をテーマにした新シリーズ一作目です。

シリーズ化はすでに決まっており、新たなシリーズ誕生に立ち会える貴重な一冊です。

まとめ

以上、宮部みゆき作品を紹介してきました!

2020年代は始まったばかり。どんな作品を作り出してくれるか楽しみですね!

なお、これまで紹介してきたとおり、宮部みゆきさんの作品はAudibleでも読むこと(聴くこと)ができます。最初の一冊は無料で利用できますので、この機会に試してみてはいかがでしょう。

Audibleについては当ブログでも記事にしていますので、参考までに~。

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ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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