『隠蔽捜査シリーズ』が人気の今野敏(こんの・びん)さんは、他にも多くの作品を発表しています。
そんな今野敏さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
今野敏の単行本新刊情報
1.『昇華 機捜235』(2024/12/18発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
警視庁機動捜査隊渋谷分駐所の名コンビ、高丸卓也と縞長省一。彼らの機捜車のコールサインは235だ。衆議院解散に伴う総選挙が決まり、その対応で忙しくなった警視庁を騒然とさせる事件が発生。SNSに法務大臣・坂本の殺害予行が投稿されたのだ。
ある事件で捜査一課特殊犯捜査第一係係長・葛城に評価された機捜231の大久保実乃里は、設置された特別捜査本部に呼ばれ、高丸、縞長とともに、坂本の選挙区・川越で坂本の選挙事務所に潜入捜査に入る。
次々に浮かびあがる容疑者たちを懸命に捜査する三人だったが、さらに事件は展開し――。読者を引き込む熟練の語り口が大人気のシリーズ第三弾登場。
単行本はこちらが最新刊です。
2.『リミックス』(2024/9/3発売)
小学館
<あらすじ>
神奈川県警少年捜査課の高尾と丸木のもとに、旧知の高校生・賀茂が失踪したという報せが届く。賀茂は古代の霊能者・役小角の呪術力を操る不思議な少年だった。賀茂は失踪前、半グレに追われていたという。高尾たちが失踪の経緯を調べると、外国にルーツをもつ若者たちと半グレ集団の間で抗争が起きつつあることが判明する。
事態はやがて、カルト的人気を誇る女性ボーカル・ミサキを巻き込んだ誘拐事件へと発展し――!?
3.『海風』(2024/8/26発売)
集英社
<あらすじ>
迫られる攘夷か、開国か――。嘉永六年(一八五三年)六月、浦賀にその姿を現した四隻のアメリカ軍艦。強大な武力をもって日本に開国を求める艦隊司令長官・ペリーの対応に幕府は苦慮していた。
清国がイギリスとの戦争に敗れ、世界の勢力図が大きく変わろうとするなか、小姓組番士・永井尚志は、老中首座・阿部伊勢守正弘により、昌平坂学問所で教授方を務める岩瀬忠震、一足先に目付になっていた岩瀬の従兄弟・堀利煕とともに、幕府の対外政策を担う海防掛に抜擢される――。
強硬な欧米列強を前に、新進の幕臣たちが未曾有の国難に立ち向かう。現代へと繋がる日本の方向性を決定づけた重要な転換期を描く幕末外交小説!
「隠蔽捜査」シリーズをはじめ警察小説の名手が、“薩長史観”に一石を投じる!
4.『一夜 : 隠蔽捜査10』(2024/1/17発売)
新潮社
<あらすじ>
神奈川県警刑事部長・竜崎伸也のもとに、著名な小説家・北上輝記が小田原で誘拐されたという報が舞い込む。犯人も目的も安否もわからない中、竜崎はミステリ作家・梅林の助言も得ながら捜査に挑むことに。
劇場型犯罪の裏に隠された、悲劇の夜の真相とは――。
5.『台北アセット』(2023/11/14発売)
文藝春秋
<あらすじ>
警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。そこで倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人から捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人役員に疑いの目が向けられる。
サイバー攻撃と殺人事件は連動していると直観した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査に乗り出すが――。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
今野敏の文庫本新刊情報
1.『龍の哭く街』(2025/2/7発売)
文庫最新刊
徳間書店
<あらすじ>
新宿・歌舞伎町。中国マフィア、さらには暴力団の抗争が絶えず、暴力と金が全てを支配する街。そんな街の片隅にあるバー「ハイランド」で氷室和臣はバーテンダーとして働いていた。ある日、ひとりの男が氷室を訪ねてきた。入国管理局特別対策室室長の土門は、四年前の不法残留者・呉兄弟について調査に協力してほしいという。氷室はかつて入国管理局に所属していたのだ。
言葉を濁す氷室だが、それを機に平穏だった生活が一変する。呉兄弟の案件に関わった元同僚が次々と死に、氷室自身も何者かに襲われる。さらに自宅が火事になり、恋人の麻美までが襲われ――。
2010年の刊行作品の文庫新装版です。
2.『心霊特捜<新装版>』(2024/12/11発売)
双葉社
<あらすじ>
神奈川県警鎌倉署に常駐する「R特捜班」は、霊がからむ事件を捜査する。そんな「R特捜班」との連絡係をつとめる大悟は、他の課から胡散臭い目でみられながらも、真摯に事件に向き合い、「R特捜班」の面々を理解し、事件を解決していく。
事件捜査に大悟の人間的成長をからめた傑作警察小説。
2008年の刊行作品の文庫新装版です。
3.『石礫 機捜235』(2024/11/12発売)
光文社
<あらすじ>
「機捜235」の高丸と縞長が発見した爆弾テロ犯・内田が建築現場に立てこもった。内田は逃走途中で何者かと会い、爆発物入りらしいリュックを渡していた。彼らの目的はいったい何なのか? 身柄を確保された内田の取り調べが始まるが……。
一方、事件前の内田の足取りを追う高丸と縞長は、意外な人物との接点に辿り着く。機動捜査隊出身・高丸と見当たり捜査の天才(だが見た目はくたびれた中年)・縞長の異色バディによる大人気シリーズ第2弾!
2022年の刊行作品の文庫版です。
4.『無明 警視庁強行犯係・樋口顕』(2024/10/10発売)
幻冬舎
<あらすじ>
東京の荒川の河川敷で高校生の水死体が見つかった。所轄の千住署が自殺と断定するも、本部捜査一課の樋口は別動で調べ始める。その生徒は生前に旅行を計画し、遺体の首筋にはひっかき傷があった。だが樋口は千住署からは猛反発を受け、本部の上司には激しく叱責される。彼の刑事人生はここまでか――。
組織の狭間で男が正義を貫く傑作警察小説!
2022年の刊行作品の文庫版です。
5.『[新装版]ビート 警視庁強行犯係・樋口顕』(2024/9/5発売)
幻冬舎
<あらすじ>
警視庁捜査二課の島崎は日和銀行の行員・富岡に脅され、捜査情報を漏らしてしまう。捜査は失敗し、自責の念に駆られる島崎。そんな時、富岡が殺された。島崎は自分の次男が脅迫の事実を摑み、富岡に会っていたことを知り、疑う。犯人を共に追う樋口は陰で苦悩する島崎の異変を察し……。
捜査と家庭の間で葛藤する刑事を描く、感涙必至の警察小説。
2000年の刊行作品の文庫新装版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『昇華 機捜235』(2024/12/18発売)
- 『リミックス』(2024/9/3発売)
- 『海風』(2024/8/26発売)
- 『一夜 : 隠蔽捜査10』(2024/1/17発売)
- 『台北アセット』(2023/11/14発売)
■文庫本新刊
- 『龍の哭く街』(2025/2/7発売)
- 『心霊特捜<新装版>』(2024/12/11発売)
- 『石礫 機捜235』(2024/11/12発売)
- 『無明 警視庁強行犯係・樋口顕』(2024/10/10発売)
- 『[新装版]ビート 警視庁強行犯係・樋口顕』(2024/9/5発売)
精力的に作品を発表し続ける今野敏さん。
引き続き新刊情報を追っていきます!
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