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東野圭吾さんはさまざまなテーマで小説を発表しています。
その中に「笑える」作品もあります。ミステリーを皮肉ったり、コメディタッチで笑わせたり……そうした思わず笑えてしまう作品を紹介いたします!
東野圭吾の笑える小説6作
1.『名探偵の掟』(1996年)
短編集
あらすじ完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。
フーダニットからハウダニットまで、12の難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。すべてのトリックを鮮やかに解き明かした名探偵が辿り着いた、恐るべき「ミステリ界の謎」とは?
本格推理の様々な“お約束”を破った、業界騒然・話題満載の痛快傑作ミステリ。
「名探偵天下一五郎シリーズ」の1作目。
本格ミステリに対する自虐的なネタ連発で、いちいち笑わせてくれる痛快作。それでいて、しっかりミステリの形をとっているのはさすがの一言です。
続編もあります。
2.『怪笑小説』(1995年)
短編集
<あらすじ>
年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おつかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲劇「動物家族」…etc.ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち! 多彩な味つけの傑作短篇集。
その名も「笑」シリーズ第一作目。
短編集でどの作品も変な人たちが登場して、抱腹絶倒なストーリーを展開します。東野圭吾さんのブラックなノリに笑いが込み上げます。
こちらも続編として、あと2作あります。
3.『浪花少年探偵団』(1988年)
短編集
あらすじ小学校教師の竹内しのぶ。
担当児童の父親が殺された。家庭内暴力に悩んでいた児童と母親に嫌疑がかかるが、鉄壁のアリバイが成立。
しかし疑念を覚えたしのぶは調査を開始。子供の作文から事件解決の鍵が、たこ焼きにあることに気づく。
教え子たちを引き連れて探偵ごっこを繰り広げる痛快シリーズ、第一弾。
こちらもシリーズもので、「しのぶセンセシリーズ」第一作目。
舞台は東野圭吾さんの出身である大阪で、しのぶセンセと子どもたちが駆け回る、涙と笑いの作品集です。
大阪ノリ全開のキャラクターどうしの掛け合いが見事で、そのテンポの良さにも注目。
同じく続編ありです。
4.『超・殺人事件』(2001年)
短編集
あらすじ人気推理作家を悩ませるのは巨額の税金対策。執筆経費を増やすため、小説の舞台を北海道からハワイに変えたり、ゴルフやカラオケの場面を強引に入れたり、物語はおかしな方向へ――。(「超・税金対策殺人事件」)
見切り発車で書き始めたが思いつかない結末、うっかり使い回してしまったトリック、褒めるところが見つからない書評の執筆。
作家たちの俗すぎる悩みをブラックユーモアたっぷりに描いた、切れ味抜群の8つの作品集。
作家たちの悩みをブラックユーモア全開で展開する8つの作品集。
どの作家たちもおかしさ満点で、作家あるある的な面もあり、すべての作品で笑わせてくれます。
5.『あの頃ぼくらはアホでした』(1995年)
エッセイ
<あらすじ>
無法地帯同然のクラスで学級委員をしていた命がけの中学時代、学園紛争元祖の学校での熱血高校時代…。夢多きアホだった疾風怒濤の学生時代を赤裸々に綴る抱腹絶倒の青春記。(対談・金子修介<映画監督>)
こちらはエッセイ作品。
しかし侮るなかれ、東野圭吾さんの子ども時代、学生時代を綴る痛快エッセイとして大いに笑わせてくれます。
東野圭吾さんのルーツを知る意味でも貴重な一冊。
関連記事>5.『疾風ロンド』(2013年)
<あらすじ>
強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。
だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。
生物兵器を雪山に埋めたという犯人がなんと――という意外な展開から始まる、コメディタッチの作品。
スノーボードが大の趣味の東野圭吾さんが、スキー場を舞台に笑えるストーリーを紡ぎだします。
東野圭吾「スキー場シリーズ/雪山シリーズ」の最新作と読む順番、あらすじまとめ
関連記事>阿部寛さん主演で映画化もされています。
まとめ
おさらいします!
東野圭吾「スキー場シリーズ」の読む順番は以上のようになります。東野圭吾さんの雪山や冬スポーツへの思いも感じ取れる貴重なシリーズ。ぜひ読破してみてくださいね。
それでは、良い読書体験を!
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