シリーズ作品の読む順番 PR

東野圭吾「笑シリーズ」の最新刊と読む順番、あらすじまとめ

東野圭吾「笑シリーズ」の最新刊と読む順番、あらすじまとめ

[toc]

東野圭吾さんの「笑シリーズ」は、ユーモアたっぷりの短編小説集。怪しい笑い、ブラックな笑い、歪んだ笑い……毒気のあるユーモア精神が存分に発揮された人気シリーズです。

そんな東野圭吾さんの「笑シリーズ」の読む順番を紹介いたします!

東野圭吾「笑シリーズ」読む順番

現在4作が集英社から刊行されています。

特にどの巻から読んでも問題ありませんが、比較的作品発表の間隔(特に2作目以降)がありますので、刊行順に読んでいったほうが良いかと思います。

1.『怪笑小説』(1995年)

<あらすじ>
年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おっかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲劇「動物家族」…etc.

ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!

多彩な味つけの傑作短篇集。

こちらが第一作目。変な人たちがたくさん登場して、しょっぱなからユーモア全開で楽しく読むことができます。

■収録作品
・鬱積電車
・おっかけバアさん
・一徹おやじ
・逆転同窓会
・超たぬき理論
・無人島大相撲中継
・しかばね台分譲住宅
・あるジーサンに線香を
・動物家族

収録作品のタイトルだけ見ても、馬鹿馬鹿しいというか、楽しくなってきますね。

当ブログの「笑える小説」おすすめランキングでは1位に選出しました。

関連記事>笑える小説おすすめランキング10作【心の底から笑いたいときに】

2.『毒笑小説』(1996年)

<あらすじ>
塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて、麻雀仲間の爺さんたちが“妙案”を思いつく…。前代未聞の誘拐事件を扱った「誘拐天国」をはじめ、毒のある可笑しさに満ちた傑作が1ダース!

名作『怪笑小説』に引き続いて、ブラックなお笑いを極めた、会心の短篇集。

「笑い」追求の同志、京極夏彦との特別対談つき。

こちらが二作目になります。毒のある笑いを楽しみたい方に。

■収録作品
・誘拐天国
・エンジェル
・手作りマダム
・マニュアル警察
・ホームアローンじいさん
・花婿人形
・女流作家
・殺意取扱説明書
・つぐない
・栄光の証言
・本格推理関連グッズ鑑定ショー
・誘拐電話網

以上の12作が収録されています。

3.『黒笑小説』(2005年)

<あらすじ>
作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。

一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。

文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。

こちらが三作目になります。黒い笑いが詰まった作品集。

■収録作品
・もうひとつの助走
・巨乳妄想症候群
・インポグラ
・みえすぎ
・モテモテ・スプレー
・線香花火
・過去の人
・シンデレラ白夜行
・ストーカー入門
・臨界家族
・笑わない男
・選考会

以上の13作が収録されています。「13」という数字も何か黒さを感じさせますね。

4.『歪笑小説』(2012年)

最新刊

<あらすじ>
新人編集者が目の当たりにした、常識破りのあの手この手を連発する伝説の編集者。自作のドラマ化話に舞い上がり、美人担当者に恋心を抱く、全く売れない若手作家。

出版社のゴルフコンペに初参加して大物作家に翻弄されるヒット作症候群の新鋭…俳優、読者、書店、家族を巻き込んで作家の身近は事件がいっぱい。

ブラックな笑い満載! 小説業界の内幕を描く連続ドラマ。とっておきの文庫オリジナル。

こちらが現在最新刊の四作目になります。「歪笑小説」は「わいしょうしょうせつ」と読みます。

小説業界の内幕を描いており、身につまされる思いがします!

■収録作品
・伝説の男
・夢の映像化
・序ノ口
・罪な女
・最終候補
・小説誌
・天敵
・文学賞設立
・ミステリ特集
・引退発表
・戦略
・職業、小説家
・巻末広告

以上の14作が収録されています。



まとめ

それではおさらいします。

東野圭吾「笑シリーズ」の読む順番は以上のようになります。

「笑シリーズ」は2012年以降、発表されていません。前回も7年ほど間が空いているので、そろそろ新作も読んでみたいですね。

それでは、良い読書体験を!

関連記事

Kindle Unlimitedで限界を超えた読書体験を

Kindle Unlimitedは月額980円で12万冊以上が読み放題となるAmazonの電子書籍サービスです。

専用端末は必要なく、無料アプリでPC、スマホ、タブレットで手軽に読めちゃいます。専用端末なしで読めるというのは良いですね。これが大きなメリットです。

1~2冊読めば元が取れますので、ついつい書籍代が高くなってしまうという方にオススメできるサービスです。

最初の1ヶ月は無料体験できますので、合わなければ退会しても問題ありません。

Kindle Unlimitedで新たな読書体験を!

Kindle Unlimitedを無料体験してみる

ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
こちらの記事もおすすめ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。