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東野圭吾さんは書店を守りたいという考えのもと、これまで作品の電子書籍化についてはNGの姿勢を守り続けてきました。
しかし外出自粛が続く中、「たまには読書でも楽しんで」という自身の提案のもと、電子書籍化が実現しました。
そこで、今回電子書籍化される7作品を紹介いたします!
東野圭吾の電子書籍化作品
1.『容疑者Xの献身』(2005年)
<あらすじ>
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。
ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
直木賞受賞作、そしてガリレオシリーズ第3弾です。
東野圭吾といえばまず挙がるのが、この作品ではないでしょうか。計算し尽くされたトリック、そして動機にひそむ愛。
ガリレオシリーズを読んでおくと、よりキャラクターの背景を楽しめると思います(単体でも問題ないです。私がそうでした)。
なお、
- 第134回直木賞受賞
- 第6回本格ミステリ大賞受賞
- 「本格ミステリ・ベスト10」1位
- 「このミステリーがすごい! 」1位
- 「週刊文春ミステリベスト10」1位
- エドガー賞(MWA主催)候補作
というように、さまざまな賞やランキングを総なめにしています。
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関連記事> 関連記事>2.『白夜行』(1999年)
<あらすじ>
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別の道を歩んでいく。
二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だが、証拠は何もない。そして19年……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。
壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家
東野圭吾の長いキャリアの中でも、最高峰に位置づけられる傑作です。
864ページにも及ぶ長大なストーリーにもかかわらず、ページを繰る手が止まりません。先が気になって仕方がないですし、サスペンス効果も抜群です。
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関連記事>3.『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2012年)
<あらすじ>
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?
3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。
悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?
ファンタジーを交えたミステリー。ウルッと感動する物語に仕上がっています。
温かみを感じられる、ほっこりとするお話が好きな方にオススメしたいです。
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関連記事>4.『流星の絆』(2008年)
<あらすじ>
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。
三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。
涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。
3きょうだいの絆を描くヒューマンミステリー。心の葛藤を見事に描きます。
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5.『疾風ロンド』(2013年)
<あらすじ>
拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれた!引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所に写ったテディベアの写真のみ。しかも犯人との交渉が突如不可能に!
圧倒的なスピード感で二転三転する事件のゆくえ、読者の予想を覆す衝撃の結末に酔いしれろ!!
『白銀ジャック』の系譜であるスキー場を舞台にしたミステリー。軽く読めるため、時間のあるときにサクッといけます。
6.『ダイイング・アイ』(2007年)
<あらすじ>
記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。
ややホラーっぽい展開が、これまでと違うところです。東野圭吾の新たな面を見たい方に。
7.『プラチナデータ』(2010年)
<あらすじ>
犯罪防止を目的としたDNA法案が国会で可決し、検挙率が飛躍的に上がるなか、科学捜査を嘲笑うかのような連続殺人事件が発生した。警察の捜査は難航を極め、警察庁特殊解析研究所の神楽龍平が操るDNA捜査システムの検索結果は「NOT FOUND」。犯人はこの世に存在しないのか?
時を同じくして、システムの開発者までが殺害される。現場に残された毛髪から解析された結果は…「RYUHEI KAGURA 適合率99.99%」。
犯人は、神楽自身であることを示していた―。確信は疑念に、追う者は追われる者に。すべての謎は、DNAが解決する。
数々の名作を生み出してきた著者が、究極の謎「人間の心」に迫る。
DNAとコンピュータ。この取り合わせにピピッときたらぜひ。
まとめ
それではおさらいします。
- 『容疑者Xの献身』
(2005年) - 『白夜行』
(1999年) - 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
(2012年) - 『流星の絆』
(2008年) - 『疾風ロンド』
(2013年) - 『ダイイング・アイ』
(2007年) - 『プラチナデータ』
(2010年)
以上7作品です。
最後に今回の電子書籍化にあたっての、東野圭吾さんからのメッセージを記載します。
電子書籍で東野圭吾さんの作品を気に入ったら、ぜひ紙の作品も手に取ってみてくださいね!
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