2010年代:25作品
70.『カッコウの卵は誰のもの』(2010年)
おすすめ度:7点
スキーヤーと遺伝子という組み合わせのテーマで、ぐいぐい物語を引っ張ります。佳作といえるでしょう。
関連記事>71.『プラチナデータ』(2010年)
おすすめ度:6点
DNAとコンピュータ。この取り合わせにピピッときたらぜひ。
関連記事>72.『白銀ジャック』(2010年)
おすすめ度:7点
得意のスキー場もの。スノーボードのレースとからめた疾走感が面白く、一気読みできます。
なお東野圭吾さんはスノーボードが大の趣味で、これらの一連の作品はスキー場シリーズとして刊行されています。
東野圭吾「スキー場シリーズ/雪山シリーズ」の最新作と読む順番、あらすじまとめ
関連記事>73.『あの頃の誰か』(2011年)
短編集
おすすめ度:7点
短編集ですが『秘密』の原形と言える『お父さん』を収録。これだけでも読む価値があるかも。
74.『麒麟の翼』(2011年)
おすすめ度:8点
加賀シリーズ9弾目。父と子をテーマにした感動ミステリー。ラストで明かされる真相は…。
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関連記事>75.『真夏の方程式』(2011年)
おすすめ度:8点
ガリレオシリーズ第6弾。舞台は海。
そこでどんな科学的分析に基づいた推理が行われるのか。ラストは少し悲しい展開です。
関連記事>76.『マスカレード・ホテル』(2011年)
おすすめ度:8点
新シリーズとなる「マスカレードシリーズ」。こちらが第1弾です。
舞台はホテル。さまざまな人が交差する場だからこそ、事件は深みにはまっていきます。
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77.『歪笑小説』(2012年)
おすすめ度:7点
「笑小説」シリーズ。小説家の裏をテーマにした短編集です。このシリーズが好きな方はぜひ。
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78.『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2012年)
おすすめ度:8点
ファンタジーを交えたミステリー。ウルッと感動しちゃう物語に仕上がっています。
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79.『虚像の道化師 ガリレオ7』(2012年)
短編集
おすすめ度:8点
ガリレオシリーズ第7弾の短編集。「虚像」を相手にした湯川がどのように見破るのか。どの短編も彼の魅力が凝縮されています。
なお、文庫化にあたって再編集され、下記の「ガリレオ8」のうち3編を文庫に収録。残りの1編を長編『禁断の魔術』として文庫として刊行しています。
こちらが文庫版で、単行本と収録内容が異なるのでご注意を。
関連記事> 関連記事>80.『禁断の魔術 ガリレオ8』(2012年)
短編集
おすすめ度:7点
ガリレオシリーズ第8弾。単行本は短編集になっています。
ただし、『ガリレオ7』で述べたように文庫化にあたって「猛射つ」の1編を長編として書き直しています。
こちらが文庫版。単行本と内容が異なるのでご注意を。
関連記事>81.『夢幻花』(2013年)
おすすめ度:8点
第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。「花」をテーマに構築されたミステリは人間ドラマを描き、やがて驚愕の真相にたどり着きます。
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82.『祈りの幕が下りる時』(2013年)
おすすめ度:9点
加賀シリーズ10弾にして、シリーズ最後の作品です。加賀シリーズを締めくくる作品として、必読の一冊といえるでしょう。
2010年代イチオシ!
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東野圭吾「加賀恭一郎シリーズ」の読む順番、おすすめランキング
関連記事>83.『疾風ロンド』(2013年)
おすすめ度:6点
『白銀ジャック』の系譜であるスキー場を舞台にしたミステリー。軽く読めるため、時間のあるときにサクッといけます。
東野圭吾「スキー場シリーズ/雪山シリーズ」の最新作と読む順番、あらすじまとめ
関連記事>84.『虚ろな十字架』(2014年)
おすすめ度:8点
死刑制度がテーマの社会派ミステリー。死刑廃止論争も含めつつ、一級のミステリーを構築しています。
85.『マスカレード・イブ』(2014年)
短編集
おすすめ度:7点
マスカレードシリーズ第2弾は連作短編集。時系列的には「マスカレード・ホテル」より前になります。
86.『ラプラスの魔女』(2015年)
おすすめ度:7点
SFチックなストーリーで、科学を交えて謎を解き明かしていきます。やや突飛な内容ですが、ハマれば面白いと思います。
87.『人魚の眠る家』(2015年)
おすすめ度:8点
今作のテーマは「脳死」。社会派ミステリーの書き手としてもその手腕はうなります。
関連記事>88.『危険なビーナス』(2016年)
おすすめ度:6点
獣医師が主人公ですが、恋をテーマにしています。読み手が主人公の性格を受け入れられるかが、面白く感じられるかの分かれ道になりそうです。
89.『恋のゴンドラ』(2016年)
短編集
おすすめ度:7点
雪山を舞台にした短編ミステリー集。それぞれの質は高く、どの短編も楽しめると思います。
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関連記事>90.『雪煙チェイス』(2016年)
おすすめ度:6点
『白銀ジャック』『疾風ロンド』の系譜の雪山シリーズ。ちょっと展開が強引か。軽く読むには適しています。
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関連記事>91.『素敵な日本人』(2017年)
短編集
おすすめ度:7点
9作を収録した短編集。笑いや涙を誘う物語がそろっており、気軽に読むことができます。
92.『マスカレード・ナイト』(2017年)
おすすめ度:8点
マスカレードシリーズ第3弾。緊迫感もあり、スケールの大きな作品に。マスカレードファンならぜひとも読んでおきたい作品。
93.『魔力の胎動』(2018年)
短編集
おすすめ度:7点
『ラプラスの魔女』の前に当たる短編集。どの短編も切れ味は衰えません。『ラプラスの魔女』を読むならこちらも。
94.『沈黙のパレード』(2018年)
おすすめ度:9点
ガリレオシリーズ第9弾にして、シリーズ20年目という本作。パレード当日の事件、ガリレオはどのように解決したのでしょうか。必読の一冊です。
2010年代イチオシ!
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関連記事>95.『希望の糸』(2019年)
おすすめ度:8点
「家族」をテーマにしたミステリー作品。ある人物が登場し、ファンの期待にも応えた一作。
2010年代はここまで。25作品を送り出しました。1年に2.5作とややペースは落ちましたが、まだまだこれだけの作品を生み出すというのは驚嘆するばかり。
次のページでは、いよいよ2020年代に突入です。